岩谷産業/液化炭酸ガス製造設備(千葉県)の能力を2倍に増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 液化炭酸ガス製造設備(千葉県)の能力を2倍に増強 ~炭酸ガスの安定供給体制の確保を図る~ 岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:間島寛、資本金:200億円)は、液化炭酸ガスの安定供給に向けて、2021年7月の稼働を目標に、千葉県にある液化炭酸ガス製造設備の製造能力を2倍に増強します。 当社では、国内の石油精製やアンモニア製造などの化学プラントから副生された高純度の炭酸ガスを原料に、液化・精製の過程を経て市場へ販売をしています。しかし、昨今の石油化学製品の生産量減少により、需要が増加する夏場を中心に炭酸ガスの原料を十分に確保することが困難な状況となっています。そのため、遠方の液化炭酸プラントからの長距離輸送や、炭酸ガスを原料とするドライアイスの輸入調達などの対応を余儀なくされています。 また、炭酸ガスについては炭酸飲料向けや菜園向けの需要増が今後も見込まれることから、当社では全国のお客様へ更なる安定供給を図るため、当社主力拠点である岩谷瓦斯(株)千葉工場において液化炭酸ガス製造設備の増設を行います。原料ガスについては従来通り、コスモ石油(株)千葉製油所で発生する炭酸ガスを有効利用します。 当社は、今後も炭酸ガスの安定供給体制の確保に継続して取り組んでまいります。 ■設備増強の概要 ・稼働時期:2021年7月 ・生産能力(増強):液化炭酸ガス 約43,000t/年 ※増設により既設プラントを含めると最大86,000t/年の生産能力を有します。 ・貯槽量:総貯蔵量 1,100t(200t×2基,100t×7基) 以上