三井E&S造船/60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「フェデラル オオサカ」引き渡しエコシップ「neo60BC」の35隻目が竣工 物流全般 2023.06.17 60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「フェデラル オオサカ」引き渡しエコシップ「neo60BC」の35隻目竣工 三井E&S造船株式会社(社長:古賀 哲郎)は玉野艦船工場にて建造中でありました、パナマ共和国、ケープローズ ナビゲーション社(CAPEROSE NAVIGATION S.A.)向け60,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「フェデラル オオサカ」(FEDERAL OSAKA、当社第1963番船)をこのほど完成し、本日同工場にて引き渡しました。 本船は、当社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の第三弾、60,000重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の35番船となります。 主要目 全長 199.99m 幅(型) 32.25m 深さ(型) 18.50m 総トン数 34,582 載貨重量トン数 64,467メトリックトン 主機関 三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基 航海速力 14.5ノット(常用出力) 最大搭載人員 24人 船級 NK 船籍 リベリア 引渡日 2020年4月7日 特長 4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、当社56BCの使い勝手を踏襲している。 従来のパナマックス幅で載貨重量60,000トン以上を確保し、当社56BCから大型化しつつも、港湾や航路の汎用性を維持している。 石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なバラ積み貨物に対応可能な他、長尺物やホットコイル等の半製品輸送も対応可能である。 船首および船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性のみならず、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮している。 長さ/幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。 主機関にはMARPOL NOx排出規制(Tier Ⅱ)を満たした電子制御エンジンである三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3ディーゼル機関を搭載し、幅広い出力域において低燃費を実現している。 SOx排出規制強化に配慮し、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを有している。 SOLAS条約の新騒音コードに対応し、船員の労働環境向上を図っている。