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メディパルホールディングス/子会社エバルスの 「広島ALC」が竣工

物流不動産・施設 2023.06.17

連結子会社(株式会社エバルス)の 「広島ALC」竣工に関するお知らせ

当社連結対象の完全子会社である株式会社エバルスは、新たな物流・営業拠点として「広島 ALC※」を、2020年4月7日に竣工いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

※ALC(Area Logistics Center):医療用医薬品や医療材料等を取り扱う高機能物流センター

1.竣工の趣旨

当社グループでは、安全・安心・ローコストを追求した新しい流通体制を構築するべく、 ALCの全国への拡大を順次進めております。 現在、ALCは11拠点(神奈川、南大阪、名古屋、札幌、東北、南東京、福岡、埼玉、岡山、 南九州、関東(竣工順))あり、利便性を高める高機能の物流サービスを多くの医療機関や調剤 薬局にご利用いただいております。 広島ALCは、旧広島物流センターの建屋を活かし、マテハン機器・建物・設備など全てをゼ ロから見直し、新しい価値を生み出すための「リノベーション」を実施いたしました。 新たな物流機能を導入した広島ALCを通じて、お得意様の業務効率の向上に貢献できる物流 サービスをローコストで提供してまいります。これにより2017年3月に稼働した岡山ALC と合わせて、中国エリアのALC体制が完成いたします。

2.広島ALCの概要

(1)名 称 株式会社エバルス「広島ALC」

(2)所 在 地 広島県広島市安佐南区伴南2丁目1-39

(3)敷地面積 33,743㎡(10,207坪)

(4)建築面積 8,416㎡(2,545坪)

(5)延床面積 18,497㎡(5,595坪)

(6)構 造 鉄骨造、地上3階建

3.広島ALCの特長

(1)医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など、医療に関わる全ての商品を取り扱う都 市型フルラインセンター お得意様に近い立地に、20,000SKU※以上の商品を取り揃え、お得意様へ直接 お届けすることにより、受注から納品までのリードタイムを短縮いたします。 ※SKU(Stock Keeping Unit):最小管理単位

(2)高い受注納品率を実現する需要予測システム 独自に開発した需要予測システムにより在庫を適正管理。過剰在庫や品切れが生じな いように1品目ごと適正にコントロールし、定時・適量の納品を実現いたします。

(3)物流精度向上と高生産性を実現する技術開発 独自のマテハン技術と情報システムにより、正確な在庫管理と効率的な倉庫内作業、 配送作業を行い、信頼性と生産性を高めております。

(4)万全のサステナビリティ(持続可能性)とセキュリティ 自動倉庫・商品ラックに免震装置「ミューソレーター」を施すとともに、自家発電設 備、瞬時電圧低下補償装置※、災害時の緊急配送用バイクを配備。システム・通信の二重 化などにより地震などの自然災害時にも、安定して供給できる体制を整えております。 また、ID認証システムにより庫内のセキュリティも確保しております。 ※瞬時電圧低下補償装置:電圧低下を検出後、千分の1秒で蓄電池に切り替える装置。停電 時も、自家発電設備が起動するまでの間、最大60秒間供給し続けることでデータの破損 やズレを防止。また、復電時は自動的に蓄電池へ充電いたします。

(5)GDPガイドライン※1に準拠した高水準の物流機能 温度管理:保冷庫前室扉を二重構造とすることで、外気の侵入をブロック。保冷庫前室・ 本室とも2-8℃を常時キープすることが可能。 偽薬対策:IDカードを使った入退館システム・金属探知機・ITVカメラ※2 により、部外者が出入り不可能な環境を構築。 衛生管理:埃・塵対策として、床素材にノンワックスリュームカーペットを採用。また、 総合環境衛生管理(防虫防鼠・空気環境測定)により万全の衛生管理を実現。 SOP(Standard Operating Procedures ):GDPガイドラインに準拠した標準作業手順書を整備。

※1 GDP(Good Distribution Practice)ガイドライン:2018年12月に厚生労働省が 発出した、医薬品の適正流通ガイドライン ※2 ITV(Industrial Television)カメラ:工業用に用いる監視カメラ

4.設備投資額 総額 約24億円(建物、設備、機器等)

5.カバーエリア 広島県(一部)、島根県(一部)、山口県(一部)

6.出荷金額(稼働当初) 年間 約500億円(予定)

7.稼働開始時期 2020年5月

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