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ヤマト運輸/スーパーフルトレーラSF25が関東-関西間の運行区間を九州まで伸長

物流全般 2023.06.17

スーパーフルトレーラSF25が関東-関西間の運行区間を九州まで伸長

ヤマト運輸株式会社

ヤマトボックスチャーター株式会社

ヤマトマルチチャーター株式会社

2020年3月10日

ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 栗栖 利蔵 以下、ヤマト運輸)とヤマトボックスチャーター株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 平塚 俊彦 以下、YBC)、ヤマトマルチチャーター株式会社(本社:京都府京都市・代表取締役社長 長谷川 真也 以下、YMC)は、新たにスーパーフルトレーラSF25(以下、SF25)を8台導入し、現在運行している関東(神奈川県)-関西(大阪府)間の運行区間を2020年3月10日(火)から九州(福岡県)まで伸長いたしますのでお知らせいたします。

  1. 背景

    物流業界では、幹線輸送を担う大型トラックドライバーの不足や高齢化が進んでおり、特に長距離運行においてはドライバーの拘束時間が長く、負担が大きいのが現状です。労働人口の減少などにより人材確保は一層困難になることが見込まれる中、国土交通省は、トラック輸送の省人化を推進するため、2016年9月に「ダブル連結トラック実験協議会」を設立し、2019年1月には車両長の基準を最大21メートルから25メートルまで緩和するなど、国家的課題である物流業界の人手不足への対応を進めています。

    一方、ヤマト運輸は2017年9月よりダブル連結トラックの導入、2019年3月には、一般社団法人全国物流ネットワーク協会会員4社(西濃運輸、日本通運、日本郵便、ヤマト運輸)による共同輸送を関東(神奈川県)-関西(大阪府)区間で運行を行ってまいりました。2019年8月に国土交通省のダブル連結トラックの対象路線拡充の決定を受け、このたび運行区間を九州まで伸長し、現行の関東(神奈川県)と関西(大阪府)間における運行に加え、関東(神奈川県)と九州(福岡県)間における長距離運行を実現、関西を中継地点とし、ドライバーが乗り換えることで長距離輸送のドライバーの負担軽減を図ります。

  2. 取り組みの概要
    1. (1)取り組み内容

      現在運行している厚木ゲートウェイ(厚木GW)から関西ゲートウェイ(関西GW)の運行区間に加え、YBCとYMC が所有するトラクタとヤマト運輸が所有するトレーラを連結した8台が新たに厚木ゲートウェイ(厚木GW)から福岡ベース(福岡B)までの区間を幹線輸送します。

      【運行のイメージ】

      【運行のイメージ】

      【運行スケジュール(例)】※運行は月曜~金曜

      18:00 トラクタとトレーラを連結し、福岡B(または厚木GW)を出発

      4:00 関西GWに到着、ドライバーが交替し出発

      13:00 厚木GW(または福岡B)に到着

      トレーラ・トラクタ
      • 運行スケジュールは一例であり、日中の運行など上記と異なる場合があります。
    2. (2)メリット

      SF25の導入によって、積載量が従来の大型トラックの2倍となり、1度に大量の荷物を輸送できるようになるとともに、特にトラックドライバーの不足が顕著である長距離輸送でドライバーが交替することで、負担軽減につながります。また、車両台数が削減できることで、CO2の排出量低減にも貢献します。

    3. (3)運行開始日

      2020年3月10日(火)

  3. 今後について

    新たに運行開始する関東(神奈川県)と九州(福岡県)間の路線において、他事業者との共同輸送も今後検討してまいります。また、東北エリアへの区間伸長に向け、今後取り組んでまいります。

    物流業界全体で幹線輸送の効率化を図るため、引き続きスーパーフルトレーラ25の効果的な運用に努めます。

【参考】

ヤマト運輸ニュースリリース:スーパーフルトレーラSF25を活用した共同幹線輸送の開始について(2019年3月28日)

国土交通省ニュースリリース:「ダブル連結トラック」の対象路線を拡充(2019年8月8日)

SF25の写真はこちらからダウンロードいただけます

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