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エスライン/経常利益は前年比43・4%減(2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           営業収益   営業利益  経常利益  四半期純利益

2020年3月期第3四半期 37,461 △0.1  859 △45.7  926 △43.4  510 △38.2

2019年3月期第3四半期 37,486 5.7   1,583 33.3  1,637 32.6  826 2.5

(注)包括利益 2020年3月期第3四半期  534百万円 (△43.9%) 2019年3月期第3四半期  951百万円 (6.5%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善や堅調な企業業績を背景に、景気は緩やかな 回復基調にあるものの、消費増税による消費マインドの冷え込み懸念や長期化する米中間および日韓間の経済摩擦 や中東情勢の緊迫化が世界経済へ与える影響等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、ドライバーを中心とした労働力不足を補完 するための傭車費や外部委託費の増加、原油価格の不安定な状況が懸念される等、当社グループを取り巻く経営環 境は依然として厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、本年度を初年度とする中期経営計画(スローガン:「エスラインブ ランドの価値向上 “Think next Value”」)の経営目標の達成と企業価値の向上に向けて、グループ一丸となっ て取り組んでまいりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益374億61百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益8億 59百万円(前年同期比45.7%減)、経常利益9億26百万円(前年同期比43.4%減)、親会社株主に帰属する四半期 純利益5億10百万円(前年同期比38.2%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

[物流関連事業]

物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保 険代理業等があります。 トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、運賃改定や諸料金の収受に向けた営業活動を引き 続き進めるとともに、新規取引先の開拓にも取り組んでまいりました。その結果、運賃単価は上昇傾向にあるもの の、大型連休が長期化したことによる営業日数の減少や当第3四半期におきましては、暖冬や消費増税による消費 マインドの冷え込み等の影響もあり、今期の貨物輸送量は前年を大きく下回る結果となり、減収となりました。 商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、飲料、自動車関連部品、一般雑貨商品、夏冬タイヤの保管業 務に加え、昨年5月に新築した㈱エスライン郡上の移動ラック式定温管理倉庫での医薬部外品の保管業務や、昨年 10月に新築した㈱エスラインギフの飲料保管自動倉庫での保管業務が稼動し、増収に寄与いたしました。この飲料 保管自動倉庫は「自動ラックシステム」を導入した中部地区最大級の規模で、「省人化」と「安全」を追求した最 先端の物流倉庫であります。しかしながら、当第3四半期に入り、主に量販店向け衣料品関連商品の加工業務の減 少等により、加工収入が減収となり、計画していた収入には至りませんでした。 大型貨物の個人宅配や引越しを行うホームサービス部門では、お取引のある家電量販店様の洗濯機・冷蔵庫とい った白物家電の販売好調に加え、消費増税前の駆け込み需要による販売増加もあり、配送および設置業務が大幅に 増加しましたが、昨年11月以降は増税前の駆け込み需要の反動を受け、家電量販店の販売は減少し、配送・設置業 務も減少したことにより、当第3四半期の家電収入は減収となりました。 また、引越しサービスについては、「スワロー引越便」のPR活動の効果や、これまでの引越実績の評価等によ り、特に法人関係の引越受注が増加しました。これらの結果、ホームサービス部門は増収となりました。 以上の結果、物流関連事業全体では、わずかながら減収となりました。 一方、利益面では、貨物輸送量が減少したものの、慢性的な労働力、特にドライバー不足や、休日の配送業務に 対応するための傭車費・外部委託費が増加したことにより減益となりました。 この結果、物流関連事業の営業収益は368億28百万円(前年同期比0.1%減)、セグメント利益(営業利益)は11 億2百万円(前年同期比40.1%減)となりました。

[不動産関連事業]

不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への 賃貸事業を営んでまいりました。昨年6月より㈱エスラインギフの旧西淀川支店(大阪市西淀川区)の跡地の賃貸 や、一部賃貸物件の賃料を改定したことにより、増収となりました。 この結果、不動産関連事業の営業収益は3億74百万円(前年同期比7.2%増)、セグメント利益(営業利益)は 1億79百万円(前年同期比4.4%増)となりました。

[その他]

その他事業におきましては、旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におき ましては、岐阜市内の高校や近隣の大学の通学バスや冠婚葬祭時の送迎バス等、地元に密着した運行業務に取り組 んでまいりました。 また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田セ ンターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96k W) この結果、その他事業の営業収益は2億58百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益(営業利益)は49百 万円(前年同期比2.3%減)となりました。

(略)

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