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三菱倉庫/経常利益は前年比1%増(2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  四半期純利益

2020年3月期第3四半期 170,655 1.0  9,918 △2.8  14,104 1.0  10,242 16.9

2019年3月期第3四半期 169,011 5.6  10,205 0.9  13,961 3.9   8,763 △5.0

(注) 包括利益 : 2020年3月期第3四半期 10,315百万円( -%) 2019年3月期第3四半期 533百万円( △97.9%)

(略)

(1) 経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、輸出が引き続き弱含んでいるものの、雇用情勢が改善し、個人消費 が持ち直すなど、景気は緩やかに回復しました。 こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、倉庫及び港湾運送等物流業界においては、輸 出貨物の減少や競争の激化、人手不足等を背景としたコストの増加により引き続き厳しい状況のうちに推移し、他 方不動産業界においては、賃貸オフィスビルの需給改善により一部に賃料の上昇がみられるなど比較的堅調に推移 しました。 このような状況の下、当社グループは、積極的な営業活動を推進し、物流事業では、医薬品等の配送センター業 務の拡大、海外拠点の拡充等に努め、不動産事業では、テナントの確保及び賃料水準の維持・向上に努めました。 他方、コスト管理の徹底と業務の効率化を一層推し進め、業績の確保に努めました。 この結果、営業収益は、物流事業で、倉庫、陸上運送及び港湾運送の各事業において貨物取扱量の増加等により 収入が増加した一方、国際運送取扱事業において貨物取扱量の減少や為替円高の影響により収入が減少したものの、 不動産事業で、不動産賃貸事業においてテナントの異動等により収入が減少した一方、マンション販売事業におけ る販売物件の増加等により収入が増加したため、全体として前年同期比16億4千4百万円(1.0%)増の1,706億5千5 百万円となりました。また営業原価は、物流事業で作業運送委託費が減少したものの、不動産事業でマンション販 売物件の増加に伴い不動産販売原価等が増加したため、全体として前年同期比20億8千9百万円(1.4%)増の1,528 億9千6百万円となり、販売費及び一般管理費は、人件費の減少等により、同1億5千8百万円(2.0%)減の78億3千9 百万円となりました。 このため、営業利益は、物流事業で増益、不動産事業で減益、全体として前年同期比2億8千6百万円(2.8%)減 の99億1千8百万円となったものの、経常利益は、社債発行に係る一時費用負担があった一方、為替差損益の改善に より、同1億4千2百万円(1.0%)増の141億4百万円となりました。また親会社株主に帰属する四半期純利益は、投 資有価証券売却益の増加等により、前年同期比14億7千9百万円(16.9%)増の102億4千2百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 倉庫・港湾運送等の物流事業

倉庫・陸上運送の両事業は、食品・飲料、医薬品、自動車部品等の取扱増加により、営業収益は倉庫事業で前 年同期比2.6%増の423億1千3百万円、陸上運送事業で同0.7%増の396億7千9百万円となりました。また港湾運送 事業は、コンテナ貨物の収入増加等により、営業収益は前年同期比0.7%増の180億1千4百万円となりましたが、 国際運送取扱事業は、輸出入貨物の取扱減少や為替円高の影響により、営業収益は同6.5%減の376億2千2百万円 となりました。 この結果、物流事業全体の営業収益は、前年同期比4億9千8百万円(0.3%)減の1,432億4千2百万円となりまし た。他方営業費用は、作業運送委託費の減少等により、前年同期比5億8千万円(0.4%)減の1,371億9千万円とな りました。このためセグメント利益(営業利益)は、前年同期比8千1百万円(1.4%)増の60億5千1百万円となり ました。

② 不動産事業

主力の不動産賃貸事業は、テナントの異動等により、営業収益は前年同期比2.4%減の216億5千7百万円となり ました。他方その他の営業収益は、マンション販売事業における販売物件の増加等により、前年同期比58.3%増 の71億5千9百万円となりました。 この結果、不動産事業全体の営業収益は、前年同期比21億2百万円(7.9%)増の288億1千6百万円となりまし た。また営業費用は、マンション販売物件の増加に伴い不動産販売原価等が増加したほか、賃貸施設に係る修繕 費の増加もあり、前年同期比25億3千9百万円(14.0%)増の207億3千8百万円となりました。このためセグメント 利益(営業利益)は、前年同期比4億3千7百万円(5.1%)減の80億7千7百万円となりました。

(略)

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