NEWS

物流ニュース

アルプス物流/経常利益は前年比10・7%減(2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           売上高    営業利益   経常利益   四半期純利益

2020年3月期第3四半期 76,891 △3.9  3,304 △9.5  3,302 △10.7  1,978 △4.4

2019年3月期第3四半期 80,010 1.1   3,649 △4.5  3,696 0.2    2,069 3.5

(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 1,847百万円 (△4.4%) 2019年3月期第3四半期 1,932百万円 (△26.6%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(2019年4月~12月)の世界経済は、米国は全般的に底堅く推移しましたが、後半に は成長を牽引してきた個人消費が鈍化してきました。中国では、貿易摩擦の影響などにより景気が減速していま す。また、国内経済も輸出の低迷により、成長が鈍化しています。 このような事業環境下において、当社は中期基本方針を「進化する『最適物流』をより多くのお客様に」と定 め、中期経営計画初年度の当期は、次の戦略・施策を推進し、グローバルにビジネスの拡大を図っております。

①GTB(Get The Business / 市場と商品の拡大):HUB拠点の整備とネットワークの充実。車載向け事業体制の 確立。

②GTP(Get The Profit / 間・直の生産性向上):自働化とTIEの導入による改善の進化。戦略投資の拡大と確 実な刈り取り。

③GTC(Get The Confidence / 選ばれる会社):桁違い品質の実現。CSR体制の強化と活動の充実。 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高76,891百万円(前年同期比 3.9%減)、営業利益3,304百万円(同 9.5%減)、経常利益は3,302百万円(同 10.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,978百万円(同 4.4% 減)となりました。

<セグメントの概況>

①電子部品物流事業

当事業の主要顧客である電子部品業界では、各種電子機器、自動車、産業用機器などの市況悪化を受けて荷動き が減少しました。一方で、5G(次世代通信規格)、IoT、自動車の電子化など、次世代技術の進展により半導体や 電子部品は今後の需要拡大が見込まれております。 当社グループでは、中長期的に電子部品の需要拡大が見込まれる地域を中心に、新たにHUB拠点の整備とネット ワークの充実を進め、新規取扱貨物量の拡大を図っております。アセアン、南アジア地域においては、7月にタイ で大型の新倉庫を竣工、営業を開始しました。欧州では、東欧展開の足掛かりとしてハンガリーに事務所を開設し ました。更に、これまで拡充した拠点の充実を図ると共に、安定稼働と生産性向上に取り組んでおります。 また、車載関連物流強化策の一つとして、㈱ロジコム社と合弁会社を設立し、海外展開の第一段階としてインド に現地法人を設立し、車載関連ビジネスの拡大を目指しております。 当第3四半期連結累計期間の業績は、国内外で新規顧客の獲得に取り組みましたが、電子部品全体の荷動きが減 少したことや、グループ向けの売上高が減少したことなどにより、減収減益となりました。 当セグメントの売上高は39,076百万円(前年同期比 2.1%減)、営業利益は2,149百万円(同 13.7%減)となりまし た。

②商品販売事業

商品販売事業では、電子部品に関連する包装資材・成形材料・電子デバイスの販売を行っています。調達と物流 を一元化した電子デバイスの販売ビジネス、物流改善を意識した包装資材の提案営業を進めております。 当第3四半期連結累計期間におきましては、スマートフォン向けや車載関連向けの需要減に伴い売上高が減少し ました。 当セグメントの売上高は18,847百万円(前年同期比 12.9%減)、営業利益は455百万円(同 24.5%減)となりまし た。

③消費物流事業

消費物流分野では、小売企業の宅配サービスや通信販売ビジネスの成長に伴って需要が拡大している一方、ドラ イバーを始めとする人材確保・育成が、業界全体の課題となっています。 このような事業環境において、当社グループで消費物流を担う㈱流通サービスは、消費物流の川上にあたる企業 間物流の取り込み、メディカル・化粧品などの商品センター業務の拡大、生協宅配ビジネスの拡大に取り組んでお ります。 当第3四半期連結累計期間の業績は、生協関係の宅配及び化粧品関係の商品センター業務の拡販により増収増益 を確保することができました。 当セグメントの売上高は18,967百万円(前年同期比 2.9%増)、営業利益は699百万円(同 25.7%増)となりまし た。

(略)

Translate »