佐川急便/岩手県が包括連携協定と締結 物流全般 2023.06.17 【佐川急便】佐川急便と岩手県が包括連携協定を締結(2020/01/29) 佐川急便株式会社と岩手県は、県民が安心して健康で豊かに暮らすことができる社会の構築を目的とした活動を推進するため、2020年1月28日に岩手県庁において包括連携協定締結式を行いましたのでお知らせいたします。 1.背景 本州で最大の県土を有する岩手県は、大部分を占める山岳丘陵地帯、平野を流れる雄大な北上川、優れた漁場である隆起海岸とリアス式海岸など、四季折々に表情を変える雄大な自然に恵まれています。自然を活かした第一次産業に続き、建設業や製造業が地域雇用や経済を支えています。また、2011年に世界遺産に登録された中尊寺や毛越寺、日本が誇る文学作品を残した石川啄木や宮沢賢治の輩出など、さまざまな歴史や文芸文化にも触れることもできます。2011年に起きた東日本大震災津波により県内各地が甚大な被害を受けましたが、国や市町村、関係機関と県民が一体となって復興に取組み、2019年度からは「いわて県民計画(2019~2028)」に基づき、引き続き復興に取り組みながら、「お互いに幸福を守り育てる『希望郷いわて』」の実現を目指しています。 佐川急便は、国内外に構える多くの拠点と多彩な輸送網を有し、専門的ノウハウを活用した最適な物流ソリューションを提案するとともに、地域経済の活性化や環境負荷低減に寄与するための活動も積極的に進めています。観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」、災害時の支援物資輸送などにも取り組んでいます。 本協定の締結を契機に、佐川急便と岩手県は、双方のリソースやノウハウを生かしながら、地域の活性化や社会的課題の解決に取り組んでまいります。 2.主な協定内容 (1)産業振興支援に関すること 貨客混載など交通インフラ利活用による物流活性化への協力 県産物の高品質・低コスト流通に向けた輸送体系検討、構築支援 6次産業化推進への協力支援 (2)観光振興、県産品の販売促進に関すること 手ぶらサービス等による観光・ビジネス客等の利便性向上への協力 観光・地域振興イベント、県内世界遺産、地域産品等の情報発信 県産品のPR、販売拡大への協力 (3)地域防災対策に関すること 災害時の輸送協力や災害物流におけるトータル支援 企業のBCPの啓発普及、事業継続(BC)における企業間連携の推進 (4)安全・安心、環境保全に関すること 高齢者や障がい者の見守り・支援 道路の異常、不法投棄についての関係機関への報告体制整備 さがわきゅうびん交通安全教室の開催 環境にやさしい集配の拡大 (5)女性、若者、シニア等の雇用や活躍推進に関すること 女性の社会参画機会拡大への協力 U・J・Iターンも含めた職場体験や就業体験受入れへの協力 シニア人材の就業機会の創出や社会参画への支援 (6)その他、地域社会の活性化・県民サービス向上に関すること (左から)、北東北支店 岩崎勇人、取締役 関根眞二、岩手県知事 達増拓也、総務部長 八重樫幸治