川崎重工/ばら積運搬船「FJ VIOLA」の引き渡し 物流全般 2023.06.17 ばら積運搬船「FJ VIOLA」の引き渡し 2020年01月16日 ばら積運搬船「FJ VIOLA」 川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(DACKS、中国大連市)において、F.J.LINES INC.(エフジェイ ラインズ インク)向け61型ばら積運搬船「FJ VIOLA(エフジェイ ヴィオラ)」(当社第8045番船/DACKS第DE067番船)を引き渡しました。 本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。 <引き渡し> 2020年1月16日 <主要目> 全長 199.90 m 長さ(垂線間長) 197.00 m 幅(型) 32.24 m 深さ(型) 18.60 m 満載喫水(型) 13.00 m 総トン数 34,634 載貨重量 61,174 トン 貨物倉容積 77,539 m3 主機関 MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基 連続最大出力 8,130kW × 108回転/分 航海速力 約14.5ノット 乗船定員 25名 船級 日本海事協会(NK) 船籍 パナマ <特 長> 1) 船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を搭載可能な5つの船倉を有しています。また、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。 2) 省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、抵抗の少ない滑らかな船首形状や推進効率の高い形状のプロペラ、当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っています。 3) 省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、EEDI規制※のフェーズ2に対応しています。 ※ EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制: 1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じてフェーズ0~3まで段階的に強化される。ばら積み 運搬船の場合、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。2013年1月に発効されている。