常石造船/TESSシリーズが累計500隻竣工を達成 物流全般 2023.06.17 常石造船のロングセラー”TESS”シリーズが累計500隻竣工を達成! ~30年にわたり進化を続けるエコシップ~ 2020年1月9日 常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:河野健二)はロングセラーを続けるエコシップばら積み貨物船”TESS”シリーズの500隻目をフィリピンの造船拠点 TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(所在地:フィリピン共和国セブ州セブ島バランバン、代表取締役会長兼社長:三島明彦)にて2019年11月15日に竣工、引渡しました。 常石造船のばら積み貨物船”TESS(Tsuneishi Economical Standard Ship)”シリーズは名称が示す通り、燃費性能に優れた経済性と使い勝手の良い汎用性を両立し、1984年の1番船竣工以降、お客さまに長く愛される当社を代表するブランドです。 ハンディマックス・バルカーの主流が3万6,000重量トンだった時代に、他社に先駆けて4万重量トン型のTESS40を市場に投入し、欧州を中心とした船主に評価されマーケットを広げていきました。またそれまで造船業界で一般的であった「オーダーメード」型の生産を、市場調査に基づき”標準船型”を策定することで「レディーメード」型に変え、造船所がスタンダードモデルを取り揃えてお客さまの用途に合わせてソリューションを提案するというビジネススタイルを確立する革新性を備えていました。 その後TESS45、TESS52、TESS58などバリエーションを増やし、2012年1月には竣工300隻目を達成。500隻目となる本船は丸みを帯びた流線形状船首が特徴となる”TESS64 AEROLINE”(6万4000重量トン型ばら積み貨物船)で、従来型比-10%の風圧抵抗低減を実現しています。加えて、エンジンの燃焼効率を向上するFAIS※や電子制御エンジンの搭載で燃費性能を高め、従来のTESS58に比べて燃費効率が約20%向上しています。 常石造船はこれからも、お客さまに長く愛される船づくりを続け、世界の海上輸送を支えます。 ※エアダクトにより船外から直接外気を取り込みエンジンの燃焼効率を高める給気方式。Fresh Air Intake System、略してFAIS。従来方式と比べエンジンの給気温度を10度程度下げる効果がある。 ■竣工500隻目の本船概要【船名】:SARITA【引渡し日】:2019年11月15日【建造場所】:TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.【船主】:Ugland Shipping AS【船種】:63,700MT型ばら積み貨物船(TESS64 AEROLINE)【長さ】:200m未満【船幅】:32.26m【深さ】:18.60m【総トン数】:約36,000【主機】:MAN-B&W 6S50ME-B9.5【航海速力】:約13.8knots ■常石造船株式会社2017年に100周年を迎えた常石造船(広島県福山市)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社です。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国、パラグアイの海外3工場を製造拠点に、3万トン~18万トン級のばら積み貨物船、コンテナ船、タンカー、客船などを建造しています。URL:https://www.tsuneishi.co.jp/代表取締役社長:河野 健二事業内容:船舶の建造、修繕創業:1917年(大正6年)7月資本金:1億円従業員:883人 (2018年12月時点)事業拠点:常石工場(広島県福山市)造船事業関連会社:TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ島)http://www.thici.com/常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)https://www.tsuneishi-zs.com/ASTILLERO TSUNEISHI PARAGUAY S.A.(パラグアイ・セントラル州ビリェタ市)http://www.tsuneishi.com.py/常石鉄工株式会社(広島県福山市)https://www.tsuneishi-iw.jp/常石商事株式会社(広島県福山市)https://www.tsuneishi-trading.co.jp/常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)http://www.tsune-e.com/株式会社三保造船所(静岡県静岡市)http://www.mihozosen.co.jp/