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ニプロ/子会社のニプロファーマは伊勢工場敷地内に新たな製造棟の建設を公表

SCM・製造拠点 2023.06.17

子会社におけるプレフィルドシリンジ製剤製造棟建設に関するお知らせ

当社の医薬品製造子会社であるニプロファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:西田 健 一、以下「ニプロファーマ」)が、このたび、プレフィルドシリンジ製剤※1の増産体制を構築するため、同社伊勢工 場敷地内に新たな製造棟を建設することとなりましたので、お知らせいたします。 医療事故の防止や医療従事者の省力化に寄与することから、近年、医療現場においてプレフィルドシリンジ 製剤の採用が進んでいます。当社グループの医薬事業は、医薬品の開発から製剤製造、検査包装、物流まで を受託する CDMO事業およびジェネリック医薬品の製造販売を主としており、プレフィルドシリンジ製剤の生産 能力を引き上げることで、国が進めるジェネリック医薬品の普及促進策※2に応じるほか、医薬品製造に係るアウ トソーシング需要も取り込んでまいります。 新設製造棟では、これまでの量産実績に基づくノウハウを集約し、「生産タクトの高速化」や「省人化ラインの 構築」を実現することで、低コストでの生産を目指します。 また、当製造棟の稼働により、今後は、すでに稼働している伊勢工場と大館工場(秋田県大館市)のプレフィ ルドシリンジ製造ラインに加え、さらなる生産拠点の分散化による危機管理および安定供給体制の強化を図っ てまいります。

プレフィルドシリンジ製剤製造棟の概要

(1)名 称 ニプロファーマ株式会社 伊勢工場 プレフィルドシリンジ製剤製造棟

(2)所在地 三重県松阪市嬉野天花寺町647番地236 ニプロファーマ 伊勢工場内

(3)建物概要

構造 鉄骨造 2階建て

建築面積 約3,450㎡

延床面積 約6,900㎡

(4)総投資額 約160億円

(5)生産品目 プレフィルドシリンジ製剤

(6)稼働開始 2023年 2月(予定)

※1 プレフィルドシリンジ製剤:シリンジ容器に予め薬液を充填したキット製剤。メリットとしては、医療従事者の感染リスクの軽減、 医療事故の防止、医療現場における作業の効率化などが挙げられる。

※2 ジェネリック医薬品の普及促進策:2018年度から2020年度末までの間のなるべく早い時期にジェネリック医薬品の数量シェア を 80%以上とするもの(2015 年 6 月に閣議決定)

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