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住友倉庫/経常利益は前年比28・9%増(2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           営業収益  営業利益   経常利益   四半期純利益

2020年3月期第2四半期 95,231 5.8  5,551 40.8   6,853 28.9   4,302 152.6

2019年3月期第2四半期 90,040 4.3  3,943 △20.9  5,317 △13.4  1,703 △60.1

(注)包括利益 2020年3月期第2四半期  3,096百万円 (―%) 2019年3月期第2四半期  △1,103百万円 (―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間の日本経済は、輸出を中心に停滞が続いたものの、個人消費が持ち 直すなど、緩やかな回復基調をたどりました。世界経済は、米国では景気回復が続きましたが、 アジアでは中国を中心に景気は緩やかに減速しました。 このような情勢のもと、当社グループにおきましては、中期経営計画に掲げた事業戦略に沿っ て、各事業セグメントにおける諸施策を着実に遂行してまいりました。 物流事業では、2019年5月に埼玉県羽生市において文書等情報記録媒体を取り扱う専用施設の 建設に着手し、また同年6月には横浜市・南本牧埠頭において建設を進めていた新倉庫が稼働す るなど、倉庫施設の再構築による事業基盤の強化に取り組みました。海外では2019年5月にシン ガポールにおいて、現地法人Sumitomo Warehouse(Singapore)Pte Ltdの新倉庫が稼働するな ど、東南アジアにおける物流拠点を拡充いたしました。海運事業では、輸送数量の拡大及び運航 経費の削減等による採算の改善に努めました。不動産事業では、2019年6月に東京都台東区にお いて賃貸用不動産物件を取得するなど、事業の拡大を図ってまいりました。 このような取組みのもと当第2四半期連結累計期間につきましては、営業収益は、物流事業及 び不動産事業を中心に増収となったことから、952億31百万円と前年同期比5.8%の増収となりま した。営業利益は、作業諸費等の営業費用が増加しましたが、増収効果により、55億51百万円と 前年同期比40.8%の増益となりました。経常利益は68億53百万円と前年同期比28.9%の増益、親 会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期は減損損失を計上していたことなどから、前年同 期比2.5倍の43億2百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

①物流事業

倉庫業では、生活関連貨物や文書等情報記録媒体の取扱いが堅調に推移したほか、新規施設 の稼働により、倉庫収入は131億93百万円(前年同期比3.6%増)となりました。港湾運送業で は、一般荷捌及びコンテナ荷捌が増収となったことから、港湾運送収入は192億75百万円(同 4.3%増)となりました。国際輸送業では、主として国際一貫輸送の取扱いが増加したことか ら、国際輸送収入は202億51百万円(同5.3%増)となりました。陸上運送業及びその他の業務 では、eコマースに関連する輸送の取扱拡大に伴い陸上運送収入が増収となったことから、陸 上運送ほか収入は251億11百万円(同12.0%増)となりました。 以上の結果、物流事業全体の営業収益は778億32百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は 54億76百万円(同11.8%増)となりました。

②海運事業

海運事業では、北米向けコンテナの輸送数量の増加及び運賃水準の回復により、営業収益は 127億91百万円(前年同期比0.8%増)となりました。また、回送費などのコンテナ関連費用等 の削減に努めたことから、2百万円の営業利益(前年同期は8億2百万円の営業損失)となりま した。

③不動産事業

不動産事業では、当第2四半期連結累計期間に取得した賃貸用不動産物件及び既存物件の賃 料改定や通期稼働の寄与により、営業収益は53億91百万円(前年同期比3.3%増)となりまし た。営業利益は、増収に加え、不動産取得税等の負担減もあり、27億31百万円(同12.3%増) となりました。

(注)

1.上記の各セグメントの営業収益には、セグメント間の内部営業収益7億83百万円(前年 同期7億43百万円)を含んでおります。

2.上記の各セグメントの営業利益は、各セグメントに帰属しない全社費用等26億58百万円 (前年同期25億82百万円)控除前の利益であります。

(略)

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