物流ニュース

2020年３月期  第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位・百万円　　

　　　　　　　　　　　　売上高　　営業利益 　　　経常利益　　四半期純利益

2020年３月期第２四半期 17,754 2.6 　907 0.6 　　　1,043 3.0 　　458 △30.3

2019年３月期第２四半期 17,302 1.9 　902 △15.6　 1,013 △12.0 　658 △17.0

（注）包括利益 2020年３月期第２四半期 268百万円 （△73.2％） 2019年３月期第２四半期 999百万円 （△10.5％）

（略）

（１）経営成績に関する説明

当第２四半期連結累計期間の荷動きは概ね堅調に推移しました。しかし、物流を取り巻く環境は、人手不足など の影響によりコストが増加し、厳しい経営環境が継続しました。 このような経営環境の中、当社グループでは、グループ各社の連携を一層強化し、営業の拡大、経営基盤の強 化、社会的責任の向上に取り組んでまいりました。 国内総合物流事業は、食品類、石油化学品などの取扱い数量が増加し、倉庫保管残高、入出庫数量が前期を上回 りました。またコンテナの取扱い数量も増加しました。しかし、輸入青果物は取扱い数量が大きく減少しました。 国際物流事業は、ロシアを中心とした貨物の取扱い数量が増加しました。 この結果、当第２四半期連結累計期間の営業収入は177億５千４百万円（前年同期比４億５千２百万円、2.6％の 増収）、営業利益は９億７百万円（前年同期比５百万円、0.6％の増益）となりました。また、営業外収支で今期 は為替差益を計上したことなどにより、経常利益は10億４千３百万円（前年同期比３千万円、3.0％の増益）とな りました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、「火災による損失」を計上したことにより４億５千８百万円 （前年同期比１億９千９百万円、30.3％の減益）となりました。 セグメントの概況は次のとおりです。

○ 国内総合物流事業

国内総合物流事業の営業収入は161億７千万円（前年同期比1.7％の増収）、営業利益は８億５千４百万円 （前年同期比1.0％の増益）となりました。

≪倉庫業≫

倉庫業の営業収入は55億１千９百万円（前年同期比3.1％の増収）となりました。入出庫数量は191万トン （前年同期184万トン）、平均保管残高は30万トン（前年同期28万トン）でした。普通倉庫貨物は、食品類、 石油化学品などが増加しました。サイロ貨物は麦類が増加しました。輸入青果物はキウイが増加しましたが、 生産地での天候不順によりバナナ、パインは減少しました。冷蔵倉庫貨物は堅調に推移しました。

≪港湾運送業≫

港湾運送業の営業収入は40億８千５百万円（前年同期比0.1％の増収）となりました。ばら積み貨物の取扱 数量は246万トン（前年同期243万トン）でした。穀物類、石炭は増加しましたが、残土が大きく減少しまし た。 コンテナ取扱数量は132千ＴＥＵ（前年同期117千ＴＥＵ）でした。新規航路開設などにより川崎港、志布志 港での取扱い数量が増加しました。

≪自動車運送業≫

自動車運送業の営業収入は30億２千１百万円（前年同期比1.9％の増収）となりました。タイヤ、農業資材 などの取扱いが増加しました。 ≪その他の業務≫ その他の業務の営業収入は35億４千４百万円（前年同期比1.4％の増収）となりました。物流関連施設の賃 貸収入が増加しました。

○ 国際物流事業

国際物流事業の営業収入は17億１千４百万円（前年同期比12.2％の増収）、営業利益４千８百万円（前年同 期比5.6％の減益）となりました。ロシアでの貨物取扱が増加しましたが、輸送費や人件費などが増加しまし た。

（略）