アルプス物流/経常利益は前年比6・6%減(2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 2020年3月期第2四半期 51,227 △2.1 2,066 3.0 1,949 △6.6 1,133 △4.6 2019年3月期第2四半期 52,304 1.1 2,006 △13.3 2,087 △8.2 1,188 △5.3 (注)包括利益 2020年3月期第2四半期 562百万円( △32.1%) 2019年3月期第2四半期 827百万円( △41.2%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間(2019年4月~9月)の世界経済は、米国は底堅く推移しましたが、米中貿易摩擦の 長期化に伴い、中国では輸出が減少し成長が鈍化しました。また、国内経済も輸出の低迷と内需の鈍化により弱い 伸びとなり、全体的に減速感が継続しております。 このような事業環境下において、当社は中期基本方針を「進化する『最適物流』をより多くのお客様に」と定 め、中期経営計画初年度の当期は、次の戦略・施策を推進し、グローバルにビジネスの拡大を図ってまいります。 ①GTB(Get The Business / 市場と商品の拡大):HUB拠点の整備とネットワークの充実。車載向け事業体制の 確立。 ②GTP(Get The Profit / 間・直の生産性向上):自働化とTIEの導入による改善の進化。戦略投資の拡大と確 実な刈り取り。 ③GTC(Get The Confidence / 選ばれる会社):桁違い品質の実現。CSR体制の強化と活動の充実。 当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高51,227百万円(前年同期比 2.1%減)、営業利益2,066百万円(同 3.0%増)、経常利益1,949百万円(同 6.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,133百万円(同 4.6%減)とな りました。 <セグメントの概況> ①電子部品物流事業 当事業の主要顧客である電子部品業界では、スマートフォン、自動車、産業用機器などの市況の悪化を受けて、 上半期は荷動きが低調に推移しました。一方で中長期的には、5G(次世代通信規格)、IOT、自動車の電子化な ど、次世代技術の進展により今後の電子部品の需要拡大が見込まれております。 当社グループでは、中長期的に電子部品の需要拡大が見込まれる地域を中心に、新たにHUB拠点の整備とネット ワークの充実を進め、新規取扱貨物量の拡大を図っております。アセアン、南アジア地域においては、7月にはタ イで大型の新倉庫を竣工、営業を開始しました。欧州では、東欧展開の足掛かりとしてハンガリーに事務所を開設 しました。更に、これまで拡充した拠点の充実を図ると共に、安定稼働と生産性向上に取り組んでおります。 また、車載関連物流強化策の一つとして、㈱ロジコム社と合弁会社を設立、海外での車載関連ビジネスの拡大を 目指しております。 当第2四半期連結累計期間の業績は、海外の外販向けで売上高を伸ばしましたが、主に国内でグループ向けの売 上高などが減少し、減益となりました。 当セグメントの売上高は25,965百万円(前年同期比 0.5%減)、営業利益は1,408百万円(同 6.5%減)となりまし た。 ②商品販売事業 商品販売事業では、電子部品に関連する包装資材・成形材料・電子デバイスの販売を行っています。調達と物流 を一元化した電子デバイスの販売ビジネス、物流改善を意識した包装資材の提案営業を進めております。 当第2四半期連結累計期間におきましては、スマートフォンや車載関連の需要減に伴い売上高が減少しました。 当セグメントの売上高は12,748百万円(前年同期比 10.3%減)、営業利益は309百万円(同 11.7%減)となりまし た。 ③消費物流事業 消費物流分野では、小売企業の宅配サービスや通信販売ビジネスの成長に伴って需要が拡大している一方、ドラ イバーを始めとする人材確保・育成が、業界全体の課題となっています。 このような事業環境において、当社グループで消費物流を担う㈱流通サービスは、消費物流の川上にあたる企業 間物流の取り込み、メディカル・化粧品などの商品センター業務の拡大、生協宅配ビジネスの拡大に取り組んでお ります。 当第2四半期連結累計期間の業績は、生協関係の宅配及び化粧品関係の商品センター業務の拡販により増収増益 を確保することができました。 当セグメントの売上高は12,513百万円(前年同期比 4.4%増)、営業利益は348百万円(同 133.0%増)となりまし た。 (略)