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構造計画研究所/次世代海上コンテナ輸送研究所を設立

物流全般 2023.06.17
次世代海上コンテナ輸送研究所の設立について
~日本の海上コンテナ輸送における競争力の源泉に~

構造計画研究所は、オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木戸 貴文氏、以下「ONE ジャパン」)と共同で、熊本県菊池郡大津町に「次世代海上コンテナ輸送研究所(Advanced Ocean Container Transportation Engineering Lab)」を事業組合として設立しました。

構造計画研究所では、日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長澤 仁志氏)のコンテナ船積み付けプラン作成業務を行うため、2014年にプランニングセンターを熊本に設立しました。その後、2018年4月の邦船三社コンテナ船事業統合時に、当該業務委託契約も日本郵船社からONEに移管され、現在に至っています。

この度、積み付けプラン作成業務を強化・拡充し、さらなる運航の効率化を追求するため、「次世代海上コンテナ輸送研究所」を設立し、当社のライナー・プランニングセンターは、同組合の構成員として事業を継続する事になりました。

積み付けプラン業務の中核拠点として、構造計画研究所のオペレーションズ・リサーチ技術やデータ分析技術を活用しながら積み付けプランの高度化に取り組み、日本における海技伝承・発展の拠点としても活用してまいります。また、同拠点の海技的知見を活用しながら安定的な海上輸送と高付加価値の輸送品質を提供してまいります。

■概要

組織名 次世代海上コンテナ輸送研究所
Advanced Ocean Container Transportation Engineering Lab
事業開始日 2019年10月1日
所在地 熊本県菊池郡大津町室1315 熊本構造計画研究所内
事業概要 ・コンテナ船に対するコンテナの積み付けプランの作成を実施。
・船のバランスや強度(安全性)、荷役効率等を考慮したプランを作成し、海外の積み付け現場に積み方の指示を行う。ONE全船220隻の内、約3分の1のコンテナ船を担当。
・荷役作業に伴う本船物損事故の処理・求償、コンテナ固縛資材の発注・管理などの付帯業務等も行います。

日本で唯一のコンテナ輸送に関連する技術の継承拠点として、陸上海技に関する人材の育成も担うと同時に、その技術向上や新技術の導入に取り組んでまいります。

■会社情報

【株式会社構造計画研究所】(本社:東京都中野区、代表執行役社長:服部 正太)
構造計画研究所は、社会と共に創りあげていきたい未来像(Thought)として、「Innovating for a Wise Future」を掲げています。「大学、研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」を標榜する当社は、今後も工学知をベースにした有用な技術を活用し、社会の諸問題の解決に挑むことで、より賢慮に満ちた未来社会を創造します。
会社HP:https://www.kke.co.jp
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