日本郵船/邦船社初、カーボンオフセットを実施 グリーン物流(環境) 2023.06.17 邦船社初、カーボンオフセットを実施 2019年09月18日 ~カーボンニュートラルな海上輸送を目指して~ 当社はカーボンニュートラルな海上輸送サービスの実現に向け、邦船社で初めてカーボンオフセット(注1)を実施します。今回のオフセット量である二酸化炭素(CO2)5,000トンは当社の環境フラッグシップである自動車運搬船「ARIES LEADER(アリエス・リーダー)」(注2)が日本~中東間1航海で排出するCO2量に相当します。 「ARIES LEADER」は数々の省エネ技術の導入および大型化により、当社比較従来の船型に比べCO2排出量の30%削減を達成しています(完成車1台の輸送に係る排出量の比較)。今回の取り組みは、現在の技術レベルでは削減が困難なCO2排出量に対してカーボンクレジット(注3)を利用することで、理論上CO2排出量をゼロとする海上輸送を実現します。 サプライチェーン全体における環境配慮への関心が高まるなか、国内外のお客さまからの要望にお応えするため、先行事例として取り組みました。今後は環境付加価値の高い海上輸送サービスの選択肢の一つとして、お客さまにカーボンオフセットを提案し、サプライチェーンのCO2ゼロ化に貢献します。 当社はお客様のニーズに寄り添う海上輸送サービスを提供すると同時に、カーボンクレジットを通じた新たなグリーンビジネスの創出に取り組み、人々の豊かな暮らしのために価値あるものを届けるという企業理念”Bringing value to life.”の実現に努めます。 ※当社は中期経営計画〝Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”においてESGと経営戦略の統合を掲げ、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しています。(注4)今後も2050年のゼロエミッションシップ「NYK SUPER ECO SHIP 2050」(注5)の実現に向けた省エネ技術の導入や燃料転換などを通じてCO2排出削減に取り組みます。 (注1)カーボンオフセット温室効果ガス排出量のうち、自らの努力では削減が困難と思われる排出量の一部、または全部を、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量(クレジット)を購入することや、他の場所での排出削減・吸収を実現するプロジェクトへの参画などにより、排出量を埋め合わせる(オフセットする)こと。 出典:国際環境経済研究所website「温暖化対策の基礎知識」 (注2)「ARIES LEADER(アリエス・リーダー)」2014年に竣工した次世代の自動車専用船。数々の省エネ技術の導入し、当社の環境フラッグシップの一つに位置づけられている。 https://www.nyk.com/csr/envi/flagship/ (注3)カーボンクレジット本件では西インドの風力発電プロジェクトを通じて創出されたクレジットを調達。同プロジェクトは年間約375GWhのクリーンな電力を供給し、インドの急増する電力需要に対応している。 (注4)事業活動を通じて貢献するSDGs NYKレポート2019 24ページ (注5)「NYK SUPER ECO SHIP 2050」当社の中長期環境目標の達成、また脱炭素化の実現に向けて2018年に発表した未来のコンセプトシップ。 https://www.nyk.com/csr/envi/ecoship/ 当社の船舶の技術・イノベーションロードマップ NYKレポート2019 22ページ
2019年09月18日 ~カーボンニュートラルな海上輸送を目指して~ 当社はカーボンニュートラルな海上輸送サービスの実現に向け、邦船社で初めてカーボンオフセット(注1)を実施します。今回のオフセット量である二酸化炭素(CO2)5,000トンは当社の環境フラッグシップである自動車運搬船「ARIES LEADER(アリエス・リーダー)」(注2)が日本~中東間1航海で排出するCO2量に相当します。 「ARIES LEADER」は数々の省エネ技術の導入および大型化により、当社比較従来の船型に比べCO2排出量の30%削減を達成しています(完成車1台の輸送に係る排出量の比較)。今回の取り組みは、現在の技術レベルでは削減が困難なCO2排出量に対してカーボンクレジット(注3)を利用することで、理論上CO2排出量をゼロとする海上輸送を実現します。 サプライチェーン全体における環境配慮への関心が高まるなか、国内外のお客さまからの要望にお応えするため、先行事例として取り組みました。今後は環境付加価値の高い海上輸送サービスの選択肢の一つとして、お客さまにカーボンオフセットを提案し、サプライチェーンのCO2ゼロ化に貢献します。 当社はお客様のニーズに寄り添う海上輸送サービスを提供すると同時に、カーボンクレジットを通じた新たなグリーンビジネスの創出に取り組み、人々の豊かな暮らしのために価値あるものを届けるという企業理念”Bringing value to life.”の実現に努めます。 ※当社は中期経営計画〝Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”においてESGと経営戦略の統合を掲げ、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進しています。(注4)今後も2050年のゼロエミッションシップ「NYK SUPER ECO SHIP 2050」(注5)の実現に向けた省エネ技術の導入や燃料転換などを通じてCO2排出削減に取り組みます。 (注1)カーボンオフセット温室効果ガス排出量のうち、自らの努力では削減が困難と思われる排出量の一部、または全部を、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量(クレジット)を購入することや、他の場所での排出削減・吸収を実現するプロジェクトへの参画などにより、排出量を埋め合わせる(オフセットする)こと。 出典:国際環境経済研究所website「温暖化対策の基礎知識」 (注2)「ARIES LEADER(アリエス・リーダー)」2014年に竣工した次世代の自動車専用船。数々の省エネ技術の導入し、当社の環境フラッグシップの一つに位置づけられている。 https://www.nyk.com/csr/envi/flagship/ (注3)カーボンクレジット本件では西インドの風力発電プロジェクトを通じて創出されたクレジットを調達。同プロジェクトは年間約375GWhのクリーンな電力を供給し、インドの急増する電力需要に対応している。 (注4)事業活動を通じて貢献するSDGs NYKレポート2019 24ページ (注5)「NYK SUPER ECO SHIP 2050」当社の中長期環境目標の達成、また脱炭素化の実現に向けて2018年に発表した未来のコンセプトシップ。 https://www.nyk.com/csr/envi/ecoship/ 当社の船舶の技術・イノベーションロードマップ NYKレポート2019 22ページ