トッパンフォームズ/ブルーイノベーションと棚卸作業のオートメーション化ソリューションの開発・展開に関する協業に合意 物流システム 2023.06.17 トッパンフォームズとブルーイノベーション、棚卸作業のオートメーション化ソリューションの開発・展開に関する協業に合意第一弾として実証実験サービスの提供を今秋から開始 2019年9月2日 トッパン・フォームズ株式会社ブルーイノベーション株式会社 トッパン・フォームズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田 甲一、以下トッパンフォームズ)とブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:熊田 貴之、以下ブルーイノベーション)は、ドローンやロボット、RFID、画像認識技術を活用した倉庫内棚卸作業のオートメーション化ソリューションの開発・展開に関する協業について合意しました。 両社は協業の第一弾として、ドローンでRFIDタグを読み取ることで倉庫内棚卸作業を省力化する仕組みの実証実験サービスを今秋から提供開始します。両社は本サービスの提供を通じて、倉庫内棚卸作業のオートメーション化における運用現場での課題抽出やサービスの高度化へとつなげていきます。 現在、物流業界・倉庫業界では人手不足が顕在化しています。倉庫での棚卸作業は、人手で行われていますが、棚卸しをはじめとした各種業務の自動化・効率化への要請は高まっています。また、大型倉庫の場合、作業員がリフトに乗り10メートル前後の高所の棚卸しをすることもあり、労働安全衛生の面からも改善が求められています。 トッパンフォームズは、「RFID」を中心に利用用途に応じたICタグなどの媒体、システムをトータルで提供可能なIoTソリューションを強みとしています。 一方でブルーイノベーションは、”One Command Full Mission”をテーマに、複数のドローンを毎回複雑な設定や操作をすることなく一つの指示で自動的に業務を達成することが可能な「Blue Earth Platform(BEP)」※1と、BEPのサブシステムである独自の自己位置推定技術※1 による正確な屋内自動飛行を強みとしています。屋内のソリューションについては、本年6月、最小限のカスタマイズで素早くソリューション開発可能なインドアフライトプラットフォーム「BI AMY(エイミー)」を開発しました。センサーでマーカーを検知し自己位置推定技術±1cmの精度で、施設にマーカーを貼るだけで簡単にセッティングが可能、自由に屋内のソリューションを開発可能、ゲーム感覚の親しみやすいユーザインタフェースで操作可能、これまでと一線を画した斬新なデザインのドローンで構成されています。 トッパンフォームズとブルーイノベーション両社の強みを融合し、RFIDタグの読み取りが可能なドローンとロボットを連携させた倉庫内棚卸作業のオートメーション化ソリューションを開発・展開することで、お客さまの課題解決、さらには社会課題の解決へと貢献していきます。※2 ※1 BEP(Blue Earth Platform)とは; ブルーイノベーションでは、「ドローンによるオートメーション化社会」実現のために、ドローンの属性情報、各種センサーから得られるデータを一元的に統合管理し、AI、ブロックチェーンを活用した最適業務が遂行できる基盤プラットフォームであるBEP(Blue Earth Platform)の開発に取り組んでいます。BEPは情報統合管理システム、サーバー通信システム、自己位置推定システム、操縦システムの4つのサブシステムで構成され、そのうちの自己位置推定システムにより、正確な屋内自動飛行を可能にしています。https://www.blue-i.co.jp/advantage/bep/ ※2 実証実験サービスで確認する内容は、以下の通りとなります。 項目 内容 ICタグ選定 管理対象物に最適なICタグを選定します 貼付位置選定 ICタグを貼り付ける最適な位置、ICタグの向きを選定します ドローンによる読み取り実験 ドローンを飛行させて、RFIDによる読み取りを実施することで、RFID読み取り可能なドローン飛行範囲(ドローンからICタグの距離、ドローンの飛行高度)、ドローン飛行方法(移動速度、移動ルート)、作業工数(充電なしで飛行可能な推定移動範囲、トータルで必要な推定作業時間)を確認します 安全性・安全対策の確認 ドローンを安全に飛行させるための運用方法の確認や、それに合わせた飛行訓練を行います 読み落とし対策確認(オプション) ドローンで読み落としが発生した場合のフォロー方法(ハンディー端末などの他機器を使用して読み取り可能か)を確認します 検証レポート作成(オプション) RFID読み取り検証についてのレポートを作成し、納品致します 以上