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エスライン/営業収益は前年比0・8%増、経常利益は前年比55・1%減(2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           営業収益  営業利益  経常利益  当期純利益

2020年3月期第1四半期 12,235 0.8  187 △59.7  219 △55.1  145 △54.6

2019年3月期第1四半期 12,139 6.3  466 78.3   488 71.3   320 71.8

(注)包括利益 2020年3月期第1四半期  90百万円 (△77.4%) 2019年3月期第1四半期  400百万円 (86.2%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移いたし ましたが、米中貿易摩擦の長期化や、それに伴う世界経済の減速懸念、今後の消費税率引き上げによる影響等、景 気の先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、深刻化するドライバーを中心とした労働力 不足やそれに起因する輸送供給力の低下を補完するための傭車費、外部委託費の増加等、当社グループを取り巻く 経営環境は依然として厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、本年度を初年度とする中期経営計画(スローガン:「エスラインブ ランドの価値向上”Think next Value”」)を新たに策定し、経営目標の達成と企業価値の向上に向けて、グルー プ一丸となって取り組んでまいりました。 この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、営業収益122億35百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1億 87百万円(前年同期比59.7%減)、経常利益2億19百万円(前年同期比55.1%減)、親会社株主に帰属する四半期 純利益1億45百万円(前年同期比54.6%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

[物流関連事業]

物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保 険代理業等があります。 トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、これまで取り組んでまいりました適正水準への運 賃改定と諸料金の収受に向けた交渉を引き続き進めてまいりました。また、当社グループの主力であります特別積 合せ事業においては、中部地区における総合ディスカウントストアへの店舗配送業務の拡大により、貨物輸送量は 増加しましたが、5月の大型連休による営業日数の減少や天候不順の影響による取扱物量の減少が大きく影響し、 減収となりました。 商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、飲料、自動車関連部品、一般雑貨商品、夏冬タイヤの保管業 務の増加に加え、本年5月に新築した㈱エスライン郡上の移動ラック式定温管理倉庫が稼動する等、物流サービス における様々なご要望にお応えしてまいりました結果、増収となりました。 大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門では、お取引のある家電量販店様の販売好調を背景に、配送およ び設置業務が増加したことに加えて、配送料金の改定も大きく寄与し、増収となりました。 また、引越しサービスについては、「スワロー引越便」のPR活動の効果や、これまでの引越実績の評価等によ り、法人関係の引越受注が増加し、増収となりました。 一方、費用面では、ドライバー不足による傭車、外部委託や、休日の配送業務に対応するための外部委託の使用 が増加したことに加え、傭車会社・外部委託会社・中継会社からの値上げ要請もあり、傭車費・外部委託費・支払 中継料等の増加が、収入の増加を上回る結果となりました。 この結果、物流関連事業の営業収益は120億21百万円(前年同期比0.8%増)、セグメント利益は2億73百万円 (前年同期比50.4%減)となりました。

[不動産関連事業]

不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への 賃貸事業を営んでまいりました。一部賃貸物件において、賃料の改定を実施いたしました。 この結果、不動産関連事業の営業収益は1億23百万円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益は60百万円(前 年同期比8.1%増)となりました。

[その他]

その他事業におきましては、旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におき ましては、岐阜市内の高校や近隣の大学の通学バスおよび冠婚葬祭時の送迎バス等、地元に密着した運行業務に取 り組んでまいりましたが、競輪場のファンバス運行を昨年6月に終了したことにより減収となりました。 また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田セ ンターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96k W) この結果、その他事業の営業収益は89百万円(前年同期比9.7%減)、セグメント利益は21百万円(前年同期比 0.4%減)となりました。

(略)

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