ヤマタネ/経常利益は前年比58・3%減(2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2020年3月期第1四半期 13,978 △2.7 949 △58.2 943 △58.3 496 △53.4
2019年3月期第1四半期 14,368 8.6 2,273 112.6 2,263 119.5 1,066 71.3
(注)包括利益 2020年3月期第1四半期 480百万円(△75.3%) 2019年3月期第1四半期 1,949百万円( 110.1%)
(略)
①当第1四半期連結累計会計期間の概況
当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、不動産部門において昨年5月に実施した販売用不動 産売却に伴う増収要因(13億64百万円)が剥落したことを主因に、売上高は139億78百万円(前年同期比2.7% 減)となり、営業利益は9億49百万円(同58.2%減)、経常利益は9億43百万円(同58.3%減)となりました。 また、親会社株主に帰属する四半期純利益は不動産部門での再開発に伴う固定資産除却損の計上等もあり4億96 百万円(同53.4%減)となりました。 なお、当第1四半期連結会計期間において、当社から連結子会社である株式会社ヤマタネロジワークスへ「ス トックテイ君事業」のうち陳列・棚卸事業を吸収分割の方法により事業譲渡いたしました。これに伴い、当第1 四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、当第1四半期連結累計期間のセグメント別の比 較・分析は変更後の区分に基づいております。 詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント 情報等)」に記載のとおりであります。
②セグメント別の概況
<物流部門>
物流部門では、底堅い国内経済を背景に倉庫の保管残高が堅調に推移し、運送収入も増収になりました。加え て、国際業務でも海外引越や港運通関業務が好調であったことから売上高は55億58百万円(前年同期比4.2%増) となりました。一方で営業利益は、一部大口先の取引内容の見直しに加え、荷役や付帯作業を中心に差益率が低 下したこと等が影響し7億10百万円(同3.2%減)となりました。
<食品部門>
食品部門では、量販・外食向けである精米販売は18千玄米トン(前年同期比4.0%増)となりました。また、一 般小売店や他卸売業者向けである玄米販売は、需給が当面締まるとの予想から積極的に調達した業者が多く、6 千玄米トン(同56.6%増)になりました。この結果、総販売数量は25千玄米トン(同14.2%増)となりました。 売上高は、販売数量の増加により72億71百万円(前年同期比12.1%増)となりました。一方で営業利益は、コメ の仕入れ価格が高止まるなか、販売面での価格競争の激化による差益率の低下や配送費の増加等により1億51百 万円(同15.4%減)となりました。
<情報部門>
情報部門では、汎用機のシステム基盤構築案件が金融機関を中心に縮小したこと等により売上高は3億82百万 円(前年同期比3.2%減)となり、営業利益は23百万円の損失(前年同期は42百万円の損失)となりました。な お、情報部門では棚卸用ハンディターミナルのレンタル業務において、売上・利益とも棚卸の集中する第2・第 4四半期連結会計期間に増加する傾向にあります。
<不動産部門>
不動産部門では、販売用不動産の売却にともなう増収要因が剥落したことにより、売上高は7億66百万円(前 年同期比64.4%減)となり、営業利益は3億34百万円(同79.3%減)となりました。
(略)