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アルプス物流/経常利益は前年比12・6%増(2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

2020年3月期第1四半期 25,491 △1.9  1,071 9.6   971 12.6   572 13.7

2019年3月期第1四半期 25,975 1.1   977 △20.2  863 △27.4  503 △24.3

(注)包括利益 2020年3月期第1四半期 165百万円( △25.2%) 2019年3月期第1四半期 221百万円( △61.3%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間(2019年4月~6月)の世界経済は、米中貿易摩擦の激化に伴い各地域で減速感が強ま りました。米国は堅調な消費に支えられ底堅く推移しましたが、欧州は成長率が低迷、中国では貿易摩擦の長期化 により輸出が減少し成長が鈍化しました。国内経済は安定基調を保ちましたが、個人消費や公共投資がやや軟調と なり、輸出も減少していることから景気に足踏み感が出ております。 このような事業環境において、当社は当事業年度より3カ年の第4次中期経営計画をスタートしました。中期基 本方針を「進化する『最適物流』をより多くのお客様に」と定め、初年度となる当期は、次の戦略・施策を推進 し、グローバルにビジネスの拡大を図ってまいります。 ①GTB(Get The Business / 市場と商品の拡大):HUB拠点の整備とネットワークの充実。車載向け事業体制の 確立。 ②GTP(Get The Profit / 間・直の生産性向上):自働化とTIEの導入による改善の進化。戦略投資の拡大と確 実な刈り取り。 ③GTC(Get The Confidence / 選ばれる会社):桁違い品質の実現。CSR体制の強化と活動の充実。 当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高25,491百万円(前年同期比 1.9%減)、営業利益1,071百万円(同 9.6%増)、経常利益は971百万円(同 12.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は572百万円(同 13.7%増)と なりました。

<セグメントの概況>

①電子部品物流事業

当事業の主要顧客である電子部品業界では、スマートフォン、自動車、産業用機器などの需要の減速により荷動 きが低調に推移し、中国を含むアジア向けを中心に輸出が減少しました。一方、自動車業界では自動運転や通信な ど次世代技術の進展により、電子部品の今後の需要拡大が見込まれております。 このような需要動向のもとで、当社グループでは、HUB拠点の整備とネットワークの充実による取扱貨物量の拡 大を図りました。更に、これまで拡充した拠点の充実を図り、安定稼働、倉庫オペレーションの生産性向上に取り 組みました。 また、新規に車載関連物流の強化の一つの施策として、(株)ロジコム社と合弁会社を4月に設立、同社の持つ車 載部品関連の技術・経験と、当社の海外展開ノウハウを合わせ、海外での車載関連ビジネスの拡大を目指します。 また、欧州では東欧展開の足掛かりとしてハンガリーに事務所を開設するなどの施策を展開しました。 当第1四半期連結累計期間の業績は、主に海外において、外販向けを中心に売上高が増加し、利益面でも拠点の 安定稼働に伴い増益となりました。 当セグメントの売上高は13,049百万円(前年同期比 0.9%増)、営業利益は748百万円(同 7.4%増)となりまし た。

②商品販売事業

商品販売事業では、電子部品に関連する包装資材・成形材料・電子デバイスの販売を行っています。調達と物流 を一元化した電子デバイスの販売ビジネス、物流改善を意識した包装資材の提案営業を進めております。 当第1四半期連結累計期間におきましては、海外顧客の需要減と現地調達の進行に伴い売上高が減少しました が、原価率の改善により増益となりました。 当セグメントの売上高は6,183百万円(前年同期比 12.1%減)、営業利益は136百万円(同 9.5%増)となりまし た。

③消費物流事業

消費物流分野では、小売企業の宅配サービスや通信販売ビジネスの成長に伴って需要が拡大している一方、ドラ イバーを始めとする人材確保・育成が、業界全体の課題となっています。 このような事業環境において、当社グループで消費物流を担う㈱流通サービスは、宅配や商品センターの川上に ある企業間物流の取り込み、メディカル・化粧品などの商品センター業務の拡大、生協宅配ビジネスの拡大に取り 組んでおります。 当第1四半期連結累計期間の業績は、生協向け及び化粧品通販向けの拡販により増収増益を確保することができ ました。 当セグメントの売上高は6,258百万円(前年同期比 4.1%増)、営業利益は186百万円(同 19.4%増)となりまし た。

(略)

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