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日本GLP/茨城県常総市で「GLP常総」を開発

物流不動産・施設 2023.06.17
茨城県常総市で「GLP常総」を開発

 物流不動産およびその関連テクノロジーに特化した事業会社である日本GLP株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之(以下「日本GLP」))は、茨城県常総市で延床面積約61,000㎡の先進的物流施設「GLP常総」の開発を行うことを決定しましたのでお知らせします。総開発費用は約92億円の見込みで、2020年5月着工予定、2021年7月竣工予定です。

 「GLP常総」は、常磐自動車道「谷和原IC」から約4.5kmに位置し、都心からの距離は約40km(常磐自動車道を利用した場合、1時間圏内)と、物流拠点としてのアクセスに優れています。また対象地周辺は、アパレル関連企業およびメーカー系物流企業などの流通拠点が多く、主に保管効率を重視した先進的物流施設へのニーズが旺盛なエリアです。一方で、効率化に寄与する先進的な施設の供給は限定的なエリアと言えます。

 施設面の特徴としては、保管・作業効率向上のため、1階の天井高を6.5mと標準よりも高くすることで荷積み・荷降ろしのスペースを十分に確保して搬入出業務を円滑にするほか、荷物用エレベーターのパレット搬送能力を標準よりも約30%向上させています。また、トラックバースに出幅5.5mの庇を設置して、雨天時にも作業しやすい環境を確保しています。最小区画面積は約7,000㎡と比較的小規模な利用も可能であることに加え、2層使い、3層使いがいずれも選択可能であり、各カスタマーのニーズに合わせた最適なフロアオペレーションの実現に貢献します。

 その他、カフェテリアや無人売店に加え、敷地内に憩いの場となるスペースを設けるなど充実したアメニティの提供を予定しています。また自動車通勤が多いエリアであることを考慮し、想定就労人数を100%カバーする200台超の通勤者向け駐車場の整備や、ビッグアスファン[1]の設置など、働きやすい環境を提供します。

 日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「『GLP常総』は関東全域へのエリア配送拠点として、そして東日本の広域配送にも適した高い利便性を有する物流施設です。倉庫エリアの分割方法を柔軟に設定することで、カスタマーのニーズに幅広く対応いたします。保管・作業効率に優れ、かつ働く人々にとってより快適な施設を提供してまいります」と述べています。

 「GLP常総」の開発は、物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件となります。同ファンドは、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)のほか、グローバルな政府系投資機関および年金基金からの出資により2018年12月に設立しました。

 

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  「GLP常総」外観完成イメージ

■施設概要

施設名:「GLP常総」

所在地:茨城県常総市内守谷町

敷地面積:約42,000㎡

延床面積:約61,000㎡

構造:地上3階建て、耐震・鉄骨造

着工:2020年5月(予定)

竣工:2021年7月(予定)

認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)

以上

 

 [1]ビッグアスファン:米国のBig Ass Fans Solutions社が製造するHVLS(High Volume 「大風量・大容量」 Low Speed「低回転速度」)ファン製品モデル群の総称。

 

 日本GLP株式会社について(http://www.glprop.co.jp/

 日本GLP株式会社は、2009年3月に設立されたGLPの日本法人です。日本の主要な物流拠点を網羅する都市で、105棟・総延床面積約556万㎡の物流施設を運営しており、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。GLPでは、事業展開している地域社会およびその環境に配慮し、持続可能な社会の形成に貢献すべく包括的なESGポリシーを策定しています。

 GLP Pte Ltd.について(www.glprop.com)

 GLP Pte. Ltd. (GLP)は物流セクターとその関連テクノロジーへの投資に特化し、不動産およびプライベートエクイティファンドにおいて640億ドルの運用資産を有する世界的な投資会社です。GLPの不動産ファンドプラットフォームは世界最大級でポートフォリオは、7,300万㎡(約7億8,500万ft²)です。2019年には、Private Equity Real Estate(以下「PERE」)が主催する「2018年PERE Awards」のグローバル部門において「Firm of the Year」および「Logistics Investor of the Year」を受賞しました。

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