荒川化学グループ/ベトナムにおける紙力増強剤の生産拠点設立を検討 SCM・製造拠点 2023.06.17 ベトナムにおける紙力増強剤の生産拠点設立検討について 当社は、2019年6月26日開催の取締役会において、下記のとおり、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム国)に製紙用紙力増強剤を製造する生産拠点を設立する方針に関しまして、詳細検討を開始することを決議しましたのでお知らせいたします。 記 1.経緯 荒川化学グループは、第4次中期5ヵ年経営計画(2016年4月~2021年3月)において「真のグローバル化」を基本方針の一つとして掲げ、アジア地域での生産・販売体制の強化による事業拡大を推進しております。 ASEANでは、高い経済成長を背景に紙の需要が増大し、紙・パルプ産業が急成長しております。当社グループでは、これまでにも海外展開の一環として、1995年に設立した梧州荒川化学工業有限公司(中国広西壮族自治区梧州市、2011年に広西梧州荒川化学工業有限公司に統合)、2004年に設立した南通荒川化学工業有限公司(中国江蘇省南通市)で製紙用薬品の製造・販売を進めてまいりました。このたび、さらなる海外展開を推進するためには、ベトナム国において新たな生産拠点の設立が必要と判断し、設立計画をスタートいたしました。 2.生産拠点設立計画の概要 設立方針に関しましては、ベトナム国 Ba Ria Vung Tau省 Phu My 3特別工業団地内を第一候補として生産設備(生産能力約40千トン/年を想定)を建設し、2022年中頃までには製造・販売を開始する予定であります。 顧客ニーズに的確に応えた製紙薬品等の供給を通し、ベトナム国産業の発展に寄与するため、関係会社との連携をはかりながら万全の体制で計画を推進してまいります。 3.今後の見通し 本件に伴う当社グループの連結業績への影響につきましては、現在精査中であり、今後開示すべき事項について確定した場合は、速やかにお知らせいたします。 以上