タカセ/経常利益は前年比172・4%(2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2019年3月期 8,204 2.3 276 179.2 276 172.4 213 207.6 2018年3月期 8,020 △9.2 99 ― 101 ― 69 ― (注)包括利益 2019年3月期 184百万円 (85.8%) 2018年3月期 99百万円 (―%) (略) (1)当期の経営成績の概況 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の当社グループの業績は、持続的成長軌道を確立すべく業容拡大戦略にもとづき、新たに川崎 市宮前区に中古不動産(倉庫名称 東名川崎倉庫)を取得するなど、グループ各社がそれぞれの事業分野や地域 において競争力を高め、収益力の向上と期待利益の確保を図る目標に沿い、新規顧客の獲得と既存顧客の業務拡 大に注力した結果、業績目標を達成いたしました。 また、前年同期間と比較した場合、平和島倉庫および東名川崎新倉庫の賃貸事業や各連結子会社の業績が着実 に利益を積上げたことに加え、上海現地法人の業績が大きく連結業績に寄与したことを主因として、特に利益面 において、大幅な改善を図ることができました。 以上より当連結会計年度の経営成績は、営業収益が前年同期間と比較して、2.3%増の82億4百万円の計上とな りました。 また、利益面につきましては、東名川崎倉庫取得等による一過性の費用が発生したほか、運賃仕入コストや労 務コストの継続した上昇が見られる中、業務改善による作業の効率化を含め、構造改善施策による営業原価の削 減効果が大きく寄与し、営業原価率も1.7%改善したことから、営業利益が179.2%増の2億76百万円となり、経 常利益は172.4%増の2億76百万円となりました。さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は207.6%増の2億 13百万円となりました。 ② 報告セグメントの状況 A.総合物流事業につきましては、平和島倉庫および東名川崎新倉庫の賃貸事業や各連結子会社の業績が着実 に利益を積上げたことに加え、上海現地法人の業績が期初計画を大幅に上回り好調を持続できたことから、 営業収益は前年同期間と比較して4.0%増の81億17百万円となりました。また、営業総利益は、東名川崎倉 庫取得等による一過性の費用が発生したほか、運賃仕入コストや労務コストの継続した上昇が見られる中、 業務改善による作業の効率化を含め、構造改善施策による営業原価の削減効果が見られ営業原価率も改善で きたことに加え、営業収益の増加効果があったことから、前年同期間と比較して15.1%増の10億50百万円と なりました。 B.運送事業につきましては、当事業が、総合物流事業に対する運送分野を担っております。営業収益は、低採 算の業務取扱を見直したことにより、前年同期間と比較して0.3%減の3億94百万円となりました。しかし ながら、営業総利益は、燃料費の上昇が見られる中、車両の稼働率を効率化したことや減価償却費の負担が 軽減されたことにより、前年同期間と比較して81.6%増の54百万円となりました。 C.流通加工事業におきましては、当事業が、主に、総合物流事業に対する流通加工(倉庫内オペレーション) 分野を担っております。営業収益は、一部顧客への派遣人員が減少したことによる影響や不採算取引の見直 しにより業務量が減少したことから、前年同期間と比較して8.2%減の10億33百万円となりました。営業総 利益は、一部顧客への業務取扱料金値上げやコスト削減に向けた業務の効率化を図ったものの、営業収益減 少の影響により、前年同期間と比較して6.5%減の81百万円となりました。 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。 (略)