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福山通運/経常利益は前年比33・7%増(2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2019年3月期 285,686 6.7  19,478 32.3  21,553 33.7  14,962 40.3

2018年3月期 267,799 4.7  14,726 33.3  16,119 24.3  10,664 12.9

(注)包括利益 2019年3月期 12,378百万円 (△23.4%) 2018年3月期 16,155百万円 (32.1%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度における我が国経済は、世界経済の穏やかな回復を背景に順調な推移を辿っておりましたが、米中貿 易摩擦による中国経済への影響が懸念されるなど、急速に先行き不透明感が漂ってまいりました。 貨物自動車運送業界におきましては、輸送量は引き続き増加傾向にありましたが、人手不足に端を発した労働問題は 時間規制の強化などからコスト上昇基調を続けており、依然として厳しい経営環境下にありました。 このような状況のもと当社グループは、企業間物流におけるサービス強化と適正な運賃・料金の収受に努め、一方で は生産性の向上など経営の効率化に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,856億86百万円(前期比6.7%増)、営業利益は194億78百万円(前期比 32.3%増)、経常利益は215億53百万円(前期比33.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は149億62百万円 (前期比40.3%増)となりました。 これらをセグメント別に見た事業の概要は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分方法の見直しを行っており、以下の前期比較については、前連結 会計年度の数値を変更後の報告セグメントの区分方法に基づき、組み替えた数値で比較しております。

[運送事業]

運送事業におきましては、7月に養父営業所(兵庫県)、10月に大分杵築営業所、11月に北海道滝川営業所を開設す るなど集配拠点の整備を進め、輸送サービスの向上に努めてまいりました。また、7月には株式会社キタザワをグルー プに加え、首都圏での引越し事業の強化を図ってまいりました。 また、予てから進めてまいりました運賃・料金の見直しを加速する一方、人手不足の恒常化や長時間労働の是正から 労務改善問題は喫緊の課題となり、人件費を始めとした外注費への対応や荷役作業の機械化など業務の効率化にも取り 組んでまいりました。 以上の結果、売上高は2,517億19百万円(前期比7.1%増)、営業利益は180億24百万円(前期比39.9%増)となりま した。

[流通加工事業]

流通加工事業におきましては、新規案件の開拓により、稼働率の向上を図るとともに、料金改定による収益力の向上 に努めてまいりました。 以上の結果、売上高は171億27百万円(前期比5.2%増)、営業利益は22億13百万円(前期比0.4%増)となりまし た。

[国際事業]

国際事業におきましては、タイを起点としたクロスボーダートラック輸送のルート拡大など一層強化してまいりまし た。また、中国・東南アジアからの輸入貨物の取扱量が堅調であったことから通関事業も好調に推移いたしました。 以上の結果、売上高は90億42百万円(前期比10.9%増)、営業利益は5億91百万円(前期比15.1%増)となりまし た。

[その他事業]

その他事業におきましては、不動産等賃貸事業では施設の一部に返却があり、商品販売事業も振るわず低調に推移い たしました。 以上の結果、売上高は77億96百万円(前期比5.8%減)、営業利益は27億53百万円(前期比12.8%減)となりまし た。

(略)

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