NEWS

物流ニュース

丸和運輸機関/経常利益は前年比27・2%増(2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

2019年3月期 85,590 15.1  5,814 29.0  6,046 27.2  3,901 28.1

2018年3月期 74,359 10.7  4,506 2.4   4,752 3.1  3,044 △1.1

(注)包括利益 2019年3月期 3,504百万円 (△5.1%) 2018年3月期 3,692百万円 (15.7%)

(略)

(1)経営成績に関する分析 (当期の経営成績)

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善や設備投資の増加などを背景に緩やかな回復基調で推移い たしました。しかしながら、世界経済における通商問題の動向や中国経済の先行きが日本経済に及ぼす影響などに留 意を要する状況にあります。 物流業界においては、深刻化する人材の不足及び燃料価格の高まりを背景としたコスト上昇により、料金の適正化 に対する社会的な理解は深まってきたものの、依然として厳しい経営環境で推移しております。 このような環境のもと当社グループは、「低温食品物流への経営資源の集中投資」「拡大し続けるEC市場への対 応」「安全・安心・安定した物流基盤の構築」の3つを成長戦略として、中期経営計画の最終年度となる当事業年度 は、ラストワンマイルにおける当社独自のプラットフォームを構築すべく、個人事業主「MQA(Momotaro・Quick Ace)」の開業支援活動を積極的に推進してまいりました。また、小売業に特化した物流事業の基盤強化に向け、食 品スーパーマーケットの3PL業務を強みとした低温食品物流における営業活動を一層推進していくとともに、現場 の生産性改革と日次決算マネジメントの徹底による経営基盤の強化に努めました。 更に、高齢化及び労働人口減少の進行を見据えた人材確保のため、新卒の採用活動を積極的に推進すると共に、人 材不足に起因する稼働車両不足を解消するため、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」のサービスメニュー拡充 による会員拡大を図り、輸配送パートナーとの安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組みました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高85,590百万円(前年同期比15.1%増)、 営業利益5,814百万円(同29.0%増)、経常利益6,046百万円(同27.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 3,901百万円(同28.1%増)の増収増益となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりであります。 なお、セグメント別の売上高は連結相殺消去後、セグメント利益は連結相殺消去前の数値を記載しております。

① 物流事業

・食品物流

低温食品を中心とした食品物流においては、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流セ ンターが新たに稼働したことに加え、前連結会計年度に事業を譲り受けた商品個配事業が食品物流業務の拡大に 寄与した結果、売上高は36,158百万円(前年同期比8.9%増)となりました。

・医薬・医療物流

医薬・医療物流においては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店への 対応や訪日外国人観光客によるインバウンド消費増、EC対応等により、売上高は19,364百万円(前年同期比 0.9%増)となりました。

・常温

その他物流 日用雑貨を中心とする常温その他物流においては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の受託エリ ア及び車両稼働台数が順次拡大したことに加え、既存取引先の深耕による取引拡大が寄与した結果、売上高は 29,166百万円(前年同期比38.2%増)となりました。 利益面では、労働力確保に向けた積極採用や輸送力の確保に伴うコストの増加はあるものの、日次決算マネジメ ントの強化及び料金改定交渉や業務の合理化による効果が表れた結果、物流事業における売上高は84,689百万円 (前年同期比15.2%増)、セグメント利益(営業利益)は5,608百万円(同32.3%増)の増収増益となりました。

② その他

文書保管事業においては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソー シング)に係る新規案件の受託に努めましたが、不動産賃貸事業における修繕費用の増加等が影響し、売上高は 901百万円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益(営業利益)は206百万円(同23.0%減)の増収減益となりま した。

(略)

Translate »