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国土交通省/佐川急便とJR北海道(宗谷線)による宅配貨物輸送の効率化

グリーン物流(環境) 2023.06.17

日本初!鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載が始まります!
~佐川急便とJR北海道(宗谷線)による宅配貨物輸送の効率化~

平成31年4月16日

 国土交通省は本日、佐川急便(株)と北海道旅客鉄道(株)が実施する、貨客混載の総合効率化計画について認定しました。これにより、佐川急便としてはトラックからのCO2排出量の削減、ドライバーの運転時間の削減が図られるとともに、JR北海道としても列車の有効活用による新たな収入の確保が期待されます。

 国土交通省では、物流分野における労働力不足や多頻度小口輸送の進展等を背景とする物流分野における省力化・効率化・環境負荷低減を推進するため、2以上の者が連携した幅広い物流効率化の取り組みを支援しております。

 今般認定した計画は、北海道にある佐川急便稚内営業所から幌延町の各配達先への宅配貨物の一部を、JR北海道 宗谷線「稚内駅」において旅客列車に積み込んで「幌延駅」まで輸送し、幌延町の各配達先へはタクシーを活用して物流の効率化(貨客混載)を図るもので、4月18日(木)から運行が開始されます。

本取り組みにより、

  • 貨物車両からのCO2排出量:年間3.8t削減
  • ドライバーの運転時間:年間417時間削減
  • 列車の有効活用による新たな収入の確保

といった効果が期待されます。

 事業の詳細につきましては、別紙もあわせてご参照下さい。
 
 旅客鉄道を活用する貨客混載はこれまでにも全国の複数の路線で取り組みがありましたが、鉄道とタクシーという複数の旅客輸送モードを組み合わせての貨客混載事業は本件が初めてとなります。
 
 国土交通省では、引き続き事業者の皆様および各運輸局等と連携しながら、総合効率化計画の認定を通じ、物流の効率化に取り組んでまいります。

(参考:貨客混載に使用される車両の例)
宗谷本線の貨客混載で使用される車両の例

添付資料

報道発表資料(PDF形式:195KB)PDF形式

報道発表資料 別紙(PDF形式:421KB)PDF形式

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