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エーアイテイー/経常利益は前年比7・3%増(2019年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

      営業収益  営業利益  経常利益  当期純利益

2019年2月期 27,783 10.6  1,543 3.1  1,703 7.3  1,167 6.1

2018年2月期 25,114 18.1  1,497 7.5  1,587 8.6  1,100 12.1

(注)包括利益 2019年2月期  1,055百万円 (△4.8%) 2018年2月期  1,107百万円 (23.6%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、個人消費に持ち直しの動きが見られ、企業収益の改善も進み、緩やかな 回復基調で推移いたしました。海外では、米国経済が堅調に推移しているものの、一方では通商政策に伴う貿易摩擦 の影響が懸念されるなど、依然として不透明感は拭えない状況にあります。 この状況下、当社グループは、収益の主軸となる海上貨物輸送を中心に精力的に営業活動を行い、通関や配送等ま でを含めた一貫輸送の受注獲得にも注力し、新規顧客の獲得及び大口顧客を始めとした既存顧客との取引拡大を図っ てまいりました。また、これら営業活動は当社グループが得意とするアパレルや日用雑貨を取扱う企業のみならず、 未だ取扱いの少ない業種へも拡げてまいりました。一方で、これらに取り組む上で、人員の増加等により販売費及び 一般管理費は増加することとなりましたが、利益改善を図るために販売価格を中心に見直し等も行い、安定した利益 の確保に努めてまいりました。 以上のことから、当連結会計年度における営業収益は27,783百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益1,543百万円 (前年同期比3.1%増)、経常利益1,703百万円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,167百万 円(前年同期比6.1%増)といずれも前年同期を上回る結果となりました。

セグメント別の業績は次の通りであります。

①日本

海上貨物輸送の受注獲得に向けての営業強化が奏功し、取扱コンテナ本数は、輸入で207,004TEU(前年同期比4.9% 増)、輸出入合計で218,616TEU(前年同期比5.9%増)と前年同期を上回ることとなりました。一方で通関受注件数 は、昨年9月の台風被害の影響により、日本国内での物流に混乱や遅延が生じたことや、その後のトラック等の輸送 手段の不足により、一時的に新規案件を中心に受注を制限したことで、86,568件(前年同期比1.9%減)と前年同期を 僅かに下回ることとなりました。 この状況下、販売価格及び利益の改善を図るべく、輸入の海上運賃を中心に価格転嫁等にも取り組んでまいりまし た。 以上のことから、日本における営業収益は21,962百万円(前年同期比8.5%増)となりましたが、セグメント利益 は、主に営業原価や販売費及び一般管理費等の増加の影響から876百万円(前年同期比6.6%減)となりました。

②中国

中国での輸出入貨物の取扱増加に伴い、中国国内での輸送に関連する収益機会が増えたことで、営業収益は5,191百 万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は658百万円(前年同期比7.5%増)と前年同期を上回ることとなりま した。

③タイ

貨物の取扱規模も小さいことから、営業収益は85百万円(前年同期比1.1%増)となり、一方で営業活動における費 用が嵩んだ結果、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント損失7百万円)となりました。 なお、連結子会社である「AIT LOGISTICS (THAILAND) LIMITED」は、2018年11月30日をもって営業を終了し、現在 清算手続中であります。

④その他

米国、台湾現地法人及びベトナム合弁会社それぞれで徐々に貨物の取扱いは増してきておりますが、貨物量として はまだ少ないことから、営業収益への貢献は僅かに留まったことで、営業収益は543百万円(前年同期は営業収益167 百万円)、セグメント利益は21百万円(前年同期はセグメント損失45百万円)となりました。 (注)TEU(Twenty-foot Equivalent Unit、20フィートコンテナ換算)とは、海上コンテナの数量を表す単位で、20 フィートコンテナ1個分を1TEUと計算します。

(略)

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