佐川急便/豊田TRIKEと共同で業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を開発 物流全般 2023.06.17 【佐川急便】豊田TRIKEと佐川急便が共同で業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を開発(2019/03/27) 豊田TRIKE株式会社と佐川急便株式会社は業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を共同開発し、全国10カ所の佐川急便の営業所にて3月26日より順次トライアルを開始しました。 「TRIKE CARGO」は、従来佐川急便にて使用していた電動アシスト自転車と異なり、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用することで積載可能重量を30kgから120kgへ大幅に増加することを可能としました。一度に運べる量が増えることで、集配拠点を何度も往復することを減らすことができるなど作業効率の向上に繋がる上、集配エリアを広げることも可能になります。また、2つの前輪が連動して動く「シンクロシステム」を採用することにより、段差での衝撃を和らげる上、斜面では車体を垂直に保ち、急カーブや滑りやすい路面でも確りと路面を捉えるため、安全に走行することが可能となり利用者側の負担も軽減することができます。さらに、牽引部分には台車を直接積載しワンタッチでロックおよび解除を可能とすることで、積み替え作業の軽減にも繋がり、作業効率の向上にも寄与します。 「TRIKE CARGO」牽引部分は台車を直接積載することができ、ワンタッチで着脱が可能(右図) 今回のトライアルは約1カ月間実施し、本格導入に向けて安全性や集配業務の効率化を検証します。女性や運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとともに、集配用電動アシスト自転車が広く普及することでCO2を排出しない環境に配慮した輸送を実現できます。 佐川急便では、今後もさまざまな輸送手段を検討・開発することで、働きやすい環境づくりや業務効率の向上に努めてまいります。 トライアル概要 期間 : 2019年3月26日~2019年4月20日 購入場所 : 東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府・福岡県の一部営業所