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アスクル/ロジスティクス事業は営業損失4憶100万円を計上(2019年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

2019年5月期第3四半期 288,508 9.3  2,431 △38.2  2,322 △37.5  1,115 △76.0

2018年5月期第3四半期 263,978 4.9  3,936 △41.2  3,714 △44.1  4,650 ―

(注) 包括利益 2019年5月期第3四半期 1,171百万円( △75.0%) 2018年5月期第3四半期 4,686百万円( ―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(2018年5月21日から2019年2月20日まで)におけるわが国経済は、企業収益と雇用 環境等に引き続き改善が見られ、景気は緩やかな回復基調であるものの、海外の政治情勢の不安定化等により、株 価や為替等の動向には不確実性が高まっており、先行きは不透明な状況で推移いたしました。 当社グループが属するeコマース市場は、引き続き成長が見込まれているものの、小売業と通販大手の提携の動 きが加速する等、競争が激化しております。また、配送ドライバー不足等に起因する配送運賃の上昇傾向は、eコマ ース各社の経営に大きな影響を与えております。 このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比9.3%の成長となりました。主力分野で あるeコマース事業のBtoB事業は、前年同期比5.0%の増収と順調に推移し、BtoC事業は、「LOHACO」の火災か らの復活と前連結会計年度の第1四半期末に子会社化した株式会社チャームの連結効果が第1四半期連結累計期間 まで寄与したことにより前年同期比39.9%の増収となりました。 差引売上総利益は、売上総利益率が前期から引き続き堅調に推移したことで、増収により増益となりました。一 方、販売費及び一般管理費は、前年第2四半期以降の大手配送会社からの段階的な値上げを受け入れた配送運賃が 大幅に増えたことで増加しており、前年同期比での営業利益の減益要因となっております。その他の費用の増加要 因としては、増収による配送運賃の増加、前連結会計年度中に開設した「ASKUL Value Center 関西(以下、「AVC 関西」)」の地代家賃や減価償却費等の固定費と子会社化した株式会社チャームの費用分が純増したことなどがあ りますが、これらの固定費の増加や株式会社チャームの費用の増加分は増収で概ね吸収しております。 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,885億8百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益24億 31百万円(前年同期比38.2%減)、経常利益23億22百万円(前年同期比37.5%減)となりました。親会社株主に帰 属する四半期純利益は、11億15百万円(前年同期比76.0%減)となりましたが、前年において火災損失引当金戻入 額68億46百万円を計上したこと等が大幅な減益要因であります。以上の通り、配送運賃の値上げの影響により営業 利益および経常利益は減益となっておりますが、物流センター内の生産性が「ASKUL Logi Park首都圏(以下、 「ALP首都圏」)」火災以前の水準にまで順調に改善していること等から、第2四半期以降の各連結会計期間の利益 水準は前年同四半期並みに回復しております。さらに「LOHACO」は、収益改善をともなった成長を実現するために、 当第3四半期連結会計期間において、「独自価値商品拡大」、「マーケットプレイス等のフィー収入拡大」へと経 営資源のシフトを図るとともに、経営課題である物流費については、「配送バー改定」と配送原価低減策を実行い たしました。「配送バー改定」については、2019年1月10日に基本配送料が無料となるご注文金額を「1,900円(税 込)以上」から「3,240円(税込)以上」に改定、2月4日には「LOHACO Yahoo!ショッピング店」でも、基本配送 料が無料となるご注文金額を「3,240円(税込)以上」から「3,780円(税込)以上」に改定したことで買い回りが 進んでおり、1箱当たり売上高が上昇した結果、売上高配送費比率が予定通り改善しております。また、配送原価 低減策として計画していた①ご購入いただいた商品数量等に合った段ボールサイズでの梱包による配送原価低減と 配送効率向上、②大手配送会社拠点への荷物持込による配送原価低減策は第2四半期連結会計期間中に完了してお ります。これら施策により、収益は着実に改善傾向にあること、継続中の「(3)連結業績予想などの将来予測情 報に関する説明」に記載の物流改革の取組みを計画通り進めることで、通期業績目標の達成に向けて邁進してまい ります。 セグメント別の業績につきましては、以下のとおりです。

(略)

<ロジスティクス事業>

ASKUL LOGIST株式会社においては、当社グループ外の物流業務受託の拡大により売上高が増加しましたが、前第 3四半期連結累計期間の売上高には、株式会社ecoプロパティーズの「ALP首都圏」、「ASKUL Logi PARK 福岡」売 却を含めた大型案件に係る不動産仲介手数料が含まれていたことから、減収減益となりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は41億42百万円(前年同期比25.9%減)、営業損失は4億1百万 円(前年同期は営業利益10億28百万円)となっております。

(略)

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