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安田倉庫グループ/「長期ビジョン2030」及び 新中期経営計画「YASDA Next 100」を策定

物流全般 2023.06.17

安田倉庫グループ「長期ビジョン2030」及び 新中期経営計画「YASDA Next 100」の策定について

当社は、2016年度から2018年度までの3年間を対象期間とする安田倉庫グループの中期経営計画として、 「中期経営計画2018」を策定し、お客様のニーズにお応えするため国内外での拠点展開やサービス拡充、品 質向上等に取り組み経営基盤の強化に努めてまいりました。 当社グループを取り巻く事業環境は、国内においては労働力不足等を背景に多様な働き方の推進やAI・ロ ボティクス等新技術の活用が進むとともに、お客様からもこれまで以上に付加価値の高いサービスの提供が期 待されています。また海外においては、アジアを中心とする人口増加に伴う急速な経済発展等により、貿易量 や域内消費市場の今後更なる拡大が見込まれています。 このような外部環境の変化のもと本年12月に創業100周年の節目を迎える当社グループでは、次の100年の 成長に向けた事業体制の構築と更なる成長を目指し、2030年のあるべき姿としての「長期ビジョン2030」と、長 期ビジョンを実現するための計画として2019年度から2021年度までの3年間を対象期間とする中期経営計画 「YASDA Next 100」を策定いたしました。 「長期ビジョン2030」 ~次の100年に向けて~ 世界に誇れるYASDAブランドと革新的テクノロジーの融合で全てのステークホルダーの期待を超える 企業グループを目指す。

【顧 客】

他の追随を許さないロジスティクス・ソリューションと人間力で確固たる顧客満足を獲得する。

【従業員】

多様性を尊重し働きやすく且つ働き甲斐のある職場で従業員が最大限のパフォーマンスを 発揮する。

【社 会】

事業を通じた環境負荷低減や高い災害強靭性で持続可能な社会の構築に貢献する。

【株 主】

高い収益力と強固な財務基盤により企業価値の向上を図る。

中期経営計画 「YASDA Next 100」

1.基本方針

お客様ニーズに多彩なソリューションと最先端テクノロジーで応え、お客様と共にグローバルなロジスティクス カンパニーへと成長する。

2.基本目標

上記の基本方針を踏まえ、以下の4点を今後3年間の基本目標とします。 

(1)お客様に潜在するロジスティクス・ニーズを捉えたスピーディーな課題解決 物流のプロフェッショナルとしての知識と経験や人間力でお客様とのコミュニケーションをより密にし、潜 在ニーズを捉える。お客様の抱える課題に対してはグループの力を結集しスピード感のあるロジスティク ス・ソリューションを提供し、常に収益力の高い組織を目指す。

(2)保有不動産の資産価値向上による収益基盤の強化 保有不動産の再開発や適切なメンテナンスと機能向上の推進により資産価値を向上させ、当社グルー プの収益基盤としての不動産事業強化を図る。

(3)グローバルに渡り合えるグループ経営インフラの確立 世界的な拠点展開やグローバルな視点を持つ職員の育成、働き方改革を中心とする生産性の更なる向 上、多様な人材の活用等によって世界基準の経営インフラ構築を目指す。また災害等の有事を想定した BCP体制の運用と訓練の継続的実施や環境を意識した取り組み等、グローバルに渡り合える安田倉庫 グループを目指す。

(4)業績目標 最終年度の2021年度に営業収益550億円、営業利益40億円、経常利益45億円、営業利益率7%の達成 を目指す。

3.基本戦略

基本目標達成のため、以下の3点を今後3年間の基本戦略とします。

(1)付加価値の高いロジスティクス・サービスの提供

・ソリューション提案型営業の徹底

・サービスメニューの拡充

・アジアネットワークの拡大

・最先端テクノロジーの活用

・アライアンスの強化

・収益力の向上

(2)不動産事業の維持・拡大

・保有不動産再開発の促進

・施設の適切なメンテナンスと機能向上の推進

(3)経営インフラの高度化

・多様な人材活用、働き方の推進

・専門性の高い人材の育成

・情報システムの高度化

・グループ連携の強化

・コンプライアンス、リスク管理の徹底とガバナンスの強化

・シナジーの見込めるM&Aの実施

・事業基盤の災害強靭化

・財務規律の維持、強化

4.投資について

設備投資については、規律ある財務運営を念頭に置きつつ、各事業において継続的に行ってまいります。

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