味の素グループ/川崎事業所にスープ等の新工場を建設 SCM・製造拠点 2023.06.17 ~設備投資約200億円、生産性の倍増を目指し国内生産体制再編の完遂へ~ 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、2017年9月29日付のプレスリリース 「味の素グループ、国内調味料・加工食品生産体制を再編」で発表した内容に沿い、川崎事業所(鈴木町)内 にスープ等の製造・包装工場を建設することを決定しましたのでお知らせします。 当社は2017-2019中期経営計画において、重点戦略として日本食品バリューチェーンの再編を掲げ、 この方針の下、新会社の発足および総額約400億円の設備投資を行い、日本食品生産体制の集約・再編を進 めています。現在、当社東海事業所内での調味料等の製造・包装一貫生産を行う新工場建設と同工場への味の 素パッケージング株式会社関西工場の機能の集約に着手しており、2018年9月27日付のプレスリリース 「味の素グループ、国内調味料・加工食品の製造・包装を担う新会社『味の素食品株式会社』を2019年4 月に発足」で発表した内容に沿い、新会社の発足に向けて取り組んでいます。 上記取り組みの一環として、約200億円の設備投資により、当社の川崎事業所内にスープ等の新工場を 建設し、クノール食品株式会社の川崎事業所(川崎市高津区)を当初計画通り移管します。これにより、 フレキシブルな生産対応力とICT・自動化等先端技術の活用による高い生産性(現行比約2倍)を実現し、 お客様の需要に柔軟かつスピーディーに応える世界トップレベルの生産を目指します。 併せて、スープ事業の更なる伸長を目指して増産対応を行います。栄養バランス、プレミアム等多様化する 生活者のニーズに対応した製品をお届けすることで、継続的な事業の発展を目指していきます。 これらの集約・再編および並行して進める増産対応により、当初計画通り2022年度以降、年間約70億 円のEBITDA改善と対象事業の事業利益率を約2%向上させ、事業構造の強化を図ります。 味の素グループは、”Eat Well,Live Well.”の実現に向け、今後もお客様に安心して召し上がって いただける製品を安定的にお届けできるよう、バリューチェーンの再編を通じて事業の持続成長を支え、 生活者の健やかな食生活に貢献し続けます。 なお、本件が当社の2018年度業績に与える影響は軽微です。 <新工場の概要> (1) 所 在 地:神奈川県川崎市川崎区鈴木町1-1 (2) 建築面積:30,000㎡(鉄骨構造6階建) (3) 投資総額:約200億円(建物、製造・包装関連設備等) (4) 事業内容:スープ等の製造・包装 (5) 着 工:2018年12月(予定) (6) 完 工:2021年度上期(予定)