アルフレッサホールディングス／アルフレッサが医薬品の適正流通に関する国際基準に準拠した保冷品の輸配送ツールを開発 物流システム 2023.06.17 アルフレッサ株式会社が医薬品の適正流通に関する 国際基準に準拠した保冷品の輸配送ツールを開発 当社の子会社であるアルフレッサ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：増永孝一、 以下アルフレッサといいます）は、医薬品の適正流通に関する国際基準である PIC/S GDP※1 に対応 した保冷品の輸配送ツールである「alf-GDP- ®Shipper」と、「alf-GDP- ®Container」を開発いたしました ので、下記のとおりお知らせいたします。 記 １．開発の趣旨 アルフレッサグループは、「16-18 中期経営計画 明日への躍進」において、医療用医薬品等卸売 事業の重点施策として「営業改革・物流改革」を掲げ、物流機能の高度化を推進しています。 「alf-GDP- ®Shipper」「alf-GDP- ®Container」は、厳格な温度管理等が求められる PIC/S GDP に対応 した輸配送ツールとして、アルフレッサ温度管理技術研究所※２において様々な外気温を想定した保 管・輸送における品質保証の検証を実施し、開発いたしました。夏期だけではなく冬期においても一 定の温度帯に維持する厳密な温度管理が可能であり、より高品質な輸配送を実現いたします。「alfGDP- ®Shipper」は主に医療機関や調剤薬局等への保冷品を配送する際に使用し、「alf-GDP- ®Container」は当社の拠点間を輸送する際に使用いたします。今後、医療用医薬品等卸売事業にお けるアルフレッサグループ各社への展開を予定しており、グループ全体で医薬品の輸配送の温度管 理技術の品質向上と標準化を図ります。 アルフレッサは、PIC/S GDP やスペシャリティ医薬品等に対応した資材、システム等の開発を推進 し、「alf-GDP- ®Solutions」という名称で高度温度管理物流を展開し、安心・安全で高品質な医薬品流 通を通じて地域医療へ貢献してまいります。 ２．特徴 （１）alf-GDP- ®Shipper ①主に保冷品を医療機関へ配送する際に使用する専用保冷箱で、輸配送の時間や物量に合わ せて最適な大きさを選択することが可能です。 ②多くの保冷管理の必要な医薬品の保管温度である 2～8℃を 8 時間以上維持します。 ③「アルミ内壁加工」によって保冷箱内の温度を均一に保ちます。 ④「蓄熱シートの搭載」により、凍結や 2℃未満の温度逸脱を防止します。 （２）alf-GDP- ®Container ①保冷品をアルフレッサにおける拠点間で輸送する際に使用する専用コンテナです。 ②多くの保冷管理の必要な医薬品の保管温度である 2～8℃を 12 時間以上維持します。 ③高性能真空断熱材（VIP）を搭載しています。 ④「蓄熱シートの搭載」により、凍結や 2℃未満の温度逸脱を防止します。 ※1 PIC/S GDP(Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme Good Distribution Practice)： 医薬品の流通過程における温度管理、衛生管理、各種手順書等の作成等に関する国際基準 ※2 アルフレッサが所有する輸配送ツール等の温度管理検証実験のため研究施設（2012 年設置）
