セブン‐イレブン・ジャパン/初の専用工場一体型の『野菜工場』を開設 SCM・製造拠点 2023.06.17 セブン‐イレブン初!専用工場一体型の『野菜工場』を開設~「安全・安心」な野菜を安定供給~ 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古屋 一樹 以下:セブン‐イレブン)と、プライムデリカ株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:齊藤 正義 以下:プライムデリカ)は、セブン‐イレブン向け商品の専用『野菜工場』を2019年1月より稼働いたします。セブン‐イレブンでは健康ニーズが高まる中、野菜を使用した商品の取り扱いを拡大しております。その中で、プライムデリカは高品質な野菜を安定的に生産することを目的に、専用工場一体型として「初」となる完全制御型野菜工場「SagamiharaVegetable Plant(相模原ベジタブルプラント)」を開設しました。本工場は、玉川大学との共同開発技術であるLED光制御技術を活用した高付加価値な野菜の生産を本格的に実施するとともに、株式会社安川電機による自動化技術を、種まきから収穫までの全工程で取り入れることで生産体制の効率化も図ってまいります。 セブン‐イレブン専用工場だからこそ実現できる製販一体となった取組みを通じ、今後も安全・安心な商品を提供してまいります。 記<新工場の概要>・運営企業 : プライムデリカ株式会社・工場名称 : 「Sagamihara Vegetable Plant(相模原ベジタブルプラント)」・所 在 地 : 神奈川県相模原市南区当麻2575‐1・延床面積 : 7,872㎡・竣工年月 : 2018年8月・工場稼働 : 稼働開始・・2019年1月 フル稼働・・2020年春頃(予定) ・生産野菜 : リーフレタス(3品種)・生産能力 : 1日あたり約3t(フル稼働時を想定)・販売場所 : 神奈川県内の一部店舗から商品を販売(順次拡大) ≪「Sagamihara Vegetable Plant(相模原ベジタブルプラント)」の主な特長≫ ●食品製造工場に直結しており、収穫後の野菜を外気に触れることなく直接供給●閉鎖された環境での生産のため、天候気温に左右されず安定的な収穫が可能●虫や病気の心配がなく、無農薬栽培が可能●種まきから収穫までの各工程において、自動化技術を採用(安川電機の技術)●光制御技術により野菜に機能性(ビタミンC)を付加(玉川大学との共同開発技術) 【リーフレタスにおける主な生産手順】 ① 播種(はしゅ) ・種まきの工程。生産過程で発生する衛生管理や移植作業の手間を考慮し、一般的なパネル式ではなく栽培専用の「コマ」を使用。・自動化技術により「コマ」へ土台となる寒天を注入し、種まきまでを実施。 ② 暗処理 ・種子の発芽を暗所で促す工程。播種後、約24時間は光を照射せずに、暗所で保管することで発芽率の向上を促す作業。 ③ 栽培棚への投入・「コマ」を栽培棚へ投入する工程。栽培棚内の「コマ」は生育状況に合わせて連続的に動いている為、動きに合わせ全て自動化された技術によりコマを投入。1棚に対して540コマ/日の投入が可能。 ④ 移植・定植搬送・栽培棚の端まで移動した③のコマを、次の生育へ向けてロボットアームにて1つずつ自動搬送する工程。 ⑤ 機能性処理・栽培中の野菜の機能性成分(主にビタミンC)をLED光制御技術にて増量させる工程。(玉川大学との共同開発の技術) ⑥ 収 穫・38日間の栽培工程を経て収穫。収穫後は、直結の食品工場内で加工し商品化。