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共栄タンカー/経常利益は前年比21・7%増(平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17
平成31年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高   営業利益   経常利益 当期純利益

31年3月期第2四半期 7,159 13.2   922 10.8   469 21.7   488 △32.4

30年3月期第2四半期 6,325 △5.4  832 △47.2  385 △57.3  722 60.4

(注)包括利益 31年3月期第2四半期 1,994百万円 (99.4%) 30年3月期第2四半期 1,000百万円 (19.0%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、地震や豪雨等の影響から企業の生産活動が弱含んだもの の、設備投資は堅調であり、雇用・所得情勢も改善が継続するなど、緩やかな回復が続きました。海外では、米 国経済が、良好な雇用環境や個人消費の堅調さを受けて景気拡大が継続した一方、中国経済は、米中貿易摩擦へ の懸念から製造業に生産・投資抑制の動きがあり、減速基調となるなど、先行きの不透明感も残る状況です。 海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、夏前に一時市況が伸び悩んだ時期もありましたが、燃料価 格の上昇や、中国への堅調な輸送需要、環境規制による老齢船の解撤により需給ギャップが縮小しつつあること や、市況低迷を背景に海外オペレーターの集約も進んでいることなど様々な要因が重なり、じわじわと市況が上 昇し、当第2四半期末にはWS60程度まで回復しました。石油製品船(LR2やMR)は新造船供給圧力が少しずつ弱 まっているものの、未だ隻数が多く市況は低迷しました。大型LPG船(VLGC)は、輸送量の増加や新造船竣工隻 数が少ないことなどから市況が徐々に回復しております。ばら積船につきましては、貿易量が伸びて輸送需要が 増えてきていることや、新造船供給圧力が低下してきていることから改善の兆しが見えております。 こうした経営環境の中、当社グループは大型タンカーを中心とする長期貸船契約を主体に安定した経営を目指 しております。当期においては、4月にVLCC”元栄”が竣工する一方、9月には用船契約が終了したばら積 船”SAGAR JYOTI”を売却するなど、船隊構成の整備・拡充に取り組んでまいりました。 また、各船の運航効率の向上と諸経費の節減にも全社を挙げて努めた結果、当第2四半期連結累計期間の経営 成績は以下の通りとなりました。 海運業収益は本年3月及び4月に竣工したばら積船及びVLCC”元栄”が稼働し貸船料が増加したことに加え、 VLCC1隻を航海用船契約に切り替えたことによる運賃収入等により71億5千9百万円(前年同四半期比8億3千 4百万円増)となりました。営業利益は上述の航海用船契約により運航費が発生したことに加え、新造船の竣工 による船費の増加等はありましたが、海運業収益の増加により9億2千2百万円(前年同四半期比8千9百万円 増)、経常利益は4億6千9百万円(前年同四半期比8千3百万円増)となりました。親会社株主に帰属する四 半期純利益は土地及び建物の売却による固定資産売却益、及び、ばら積船”SAGAR JYOTI”の船舶売却益等を特 別利益に計上したことなどにより4億8千8百万円となりましたが、対前年同四半期比では船舶売却益の減少等 により2億3千4百万円減となりました。

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