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エスライン/経常利益は前年比40・9%増(平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17
平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          営業収益 営業利益  経常利益 当期純利益

31年3月期第2四半期 24,451 5.6  890 41.9   918 40.9  570 35.2

30年3月期第2四半期 23,152 5.2  627 △4.1  651 △6.5  422 △10.2

(注)包括利益 31年3月期第2四半期  724百万円 (52.0%) 30年3月期第2四半期  476百万円 (0.9%)

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、好調な企業業績を背景に景気は緩やかな回復基調で推移して いるものの、米中貿易摩擦リスクが日本経済に及ぼす影響が懸念される等、依然として先行き不透明な状況が続い ております。 当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、国内の貨物輸送量は増加基調で推移してい るものの、ドライバーを始めとする労働力不足や輸送供給力の低下がますます深刻化しております。その一つの要 因として、7月に発生した西日本豪雨の影響で、JRコンテナで運んでいた貨物がトラック輸送に切り替わり、広 島以西の輸送力が飽和状態となったために、傭車の手配が困難となり、傭車費が高騰する等の状況が続きました。 また、原油価格の上昇による燃料費の増加もあって、当社グループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が 続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、本年度を最終年度とする中期経営計画(スローガン:「エスライン ブランドの確立に向けて」)の経営目標達成と企業価値の向上に向けて、グループ一丸となって取り組んでまいり ました。 この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益244億51百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益8億 90百万円(前年同期比41.9%増)、経常利益9億18百万円(前年同期比40.9%増)、親会社株主に帰属する四半期 純利益5億70百万円(前年同期比35.2%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

[物流関連事業]

物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保 険代理業等があります。 トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、適正な水準への運賃改定と諸料金の収受に向けた 営業活動を全荷主さんを対象に進めてまいりました。その結果、当第2四半期連結累計期間におきましては約8億 円の収入増に寄与いたしました。また、総合ディスカウントストアへの店舗配送業務の拡大や一般雑貨商品の貨物 輸送量が増加し増収となりました。 商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、大手流通グループ専門店での販売不振が続き、加工業務の取 扱量が減少しましたが、飲料・自動車関連部品・夏冬タイヤ等、他業種の保管業務が増加し、前年並みの収入を確 保しました。 大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門では、今夏の猛暑によるエアコン販売数量の大幅増加と、前期に 導入したユニック車を活用した、配送・設置業務の拡大に加えて、配送料金の改定があり増収となりました。 また、引越しサービスの拡大にも積極的に取り組んでまいりました。引越しブランド「スワロー引越便」の事業 化に向けて、「スワロー引越便」のPR用ステッカーをエスライングループの車両約80台に貼付する等のPR活動 や、前期に開設した「引越研修センター」での実技訓練、エスライングループ内のWebサイト「SL-PORT AL」で引越しや大型商品配送時の作業手順および留意点を紹介する動画を配信する等、作業の質的向上に努めて まいりました。これらの結果、ホームサービス部門全体では増収となりました。 一方、費用面では貨物輸送量の増加に対応するための、傭車費・外部委託費・支払中継料が増加したことに加え て、人件費および軽油価格の上昇により燃料費等が増加となりました。 この結果、物流関連事業の営業収益は240億34百万円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益は10億66百万円 (前年同期比36.3%増)となりました。

[不動産関連事業]

不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への 賃貸事業を営んでまいりました。 この結果、不動産関連事業の営業収益は2億32百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は1億14百万円 (前年同期比2.7%増)となりました。

[その他]

その他として、旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におきましては、こ れまで取り組んでまいりました競輪場のファンバスの運行業務が終了したことと、燃料費・減価償却費が増加した ことにより減収減益となりました。 また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田セ ンターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96k W) この結果、その他事業の営業収益は1億84百万円(前年同期比9.1%減)、セグメント利益は40百万円(前年同 期比26.3%減)となりました。

(略)

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