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物流ニュース

丸和運輸機関/経常利益は前年比43・3%増(2019年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2019年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

            売上高   営業利益   経常利益  当期純利益

2019年3月期第2四半期 40,870 14.0  2,623 44.5   2,775 43.3  1,941 45.3

2018年3月期第2四半期 35,844 9.9  1,816 △14.4  1,937 △14.3  1,336 △10.5

(注)包括利益 2019年3月期第2四半期 2,073百万円 (9.3%) 2018年3月期第2四半期 1,897百万円 (31.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推 移いたしました。しかしながら、全国各地で発生した豪雨、台風、地震などの大規模自然災害が景気に与える影響に 加え、世界経済における貿易摩擦リスクが日本経済に及ぼす影響が懸念されるなど、引き続き留意を要する状況にあ ります。 物流業界においては、深刻化する人材の不足及び燃料価格の高止まりを背景としたコスト上昇により、料金の適正 化に対する社会的な理解は深まってきたものの、依然として厳しい経営環境で推移しております。 この様な環境のもと当社グループは、「低温食品物流への経営資源の集中投資」「拡大し続けるEC市場への対 応」「安全・安心・安定した物流基盤の構築」の3つを成長戦略とした中期経営計画を推進しております。中期経営 計画の最終年度となる当事業年度は、ラストワンマイルにおける当社独自のプラットフォームを構築すべく、個人事 業主「MQA(Momotaro・Quick Ace)」の開業支援活動を積極的に推進してまいりました。また、小売業に特化し た物流事業の基盤強化に向け、食品スーパーマーケットの3PL業務を強みとした低温食品物流における営業活動を 一層推進していくとともに、継続した現場改善と日次決算マネジメントの徹底による経営基盤の強化に努めました。 更に、高齢化及び労働人口減少の進行を見据えた人材確保のため、新卒の積極的な採用活動を推進すると共に、人 材不足に起因する稼働車両不足を解消するため、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」のサービスメニュー拡充 や会員拡大を図り、輸配送パートナーとの安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組みました。 以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高408億70百万円(前年同四半 期比14.0%増)、営業利益26億23百万円(同44.5%増)、経常利益27億75百万円(同43.3%増)、親会社株主に帰属 する四半期純利益19億41百万円(同45.3%増)の増収増益となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

・食品物流

低温食品を中心とした食品物流においては、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流セ ンターの稼働や前連結会計年度に事業を譲り受けたコープ事業が食品物流業務の拡大に寄与した結果、売上高は 176億6百万円(前年同四半期比6.7%増)となりました。

・医薬・医療物流

医薬・医療物流においては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店への 対応や訪日外国人観光客によるインバウンド消費増、EC対応による物量の増加が寄与した結果、売上高は97億 66百万円(前年同四半期比1.5%増)となりました。

・常温その他物流

日用雑貨を中心とする常温その他物流においては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の受託エリ ア及び車両稼働台数が順次拡大したことに加え、既存取引先の深耕による取引拡大が寄与した結果、売上高は 130億88百万円(前年同四半期比40.7%増)となりました。 利益面では、労働力確保に向けた積極採用や高止まりする燃料調達価格によるコストの増加はあるものの、日次 決算マネジメントの強化による生産性向上をはじめ、料金改定交渉や不採算業務の撤退による効果が表れた結果、 物流事業における売上高は404億61百万円(前年同四半期比14.2%増)、セグメント利益(営業利益)は25億45百 万円(同50.5%増)の増収増益となりました。

② その他

文書保管事業においては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソー シング)に係る新規案件の受託に努めましたが、不動産賃貸事業における修繕費用の増加等が影響し、売上高は4 億9百万円(前年同四半期比1.5%減)、セグメント利益(営業利益)は78百万円(同37.2%減)の減収減益とな りました。

(略)

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