日本郵船/東京ガス向けの新造LNG船を「ENERGY GLORY」と命名 グリーン物流(環境) 2023.06.17 東京ガス向けの新造LNG船を「ENERGY GLORY」と命名 ―低硫黄油燃料を使用し環境規制に対応― 2018年10月3日 当社と東京エルエヌジータンカー株式会社(以下東京エルエヌジータンカー、注1)との長期用船契約に基づき建造中の液化天然ガス(LNG)運搬船の命名式が、本日、ジャパン マリンユナイテッド株式会社の津事業所(三重県津市)で行われました。 式典では、東京ガス株式会社の内田高史代表取締役社長が同船を「ENERGY GLORY(エネルギーグローリー)」と命名し、同ご令室による支綱切断が行われました。当社からは代表取締役社長の内藤忠顕らが出席しました。 「ENERGY GLORY」は、当社と東京エルエヌジータンカーの2社による3隻目の共同保有船(保有比率:東京エルエヌジータンカー70%、当社30%)であり、竣工後、20年間の用船契約に基づき、北米コーブポイントプロジェクトからのLNG輸送に従事する予定です。 本船には高い推進性能と燃費性能を備えた「SPBタンク方式」(注2)や、燃料として低硫黄油も使用できる「三元燃料ディーゼル機関電気推進方式」(注3)を採用しており、さらなる環境負荷の低減が期待できます。 当社は、新中期経営計画 “Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”で策定した事業戦略に基づき、長期契約などの運賃安定型事業を積み上げるとともに、今後も環境に優しいLNGの安定供給に貢献します。 (注1)東京エルエヌジータンカー株式会社東京ガス株式会社の100%出資子会社。1991年に東京ガスのLNG輸送を目的に設立され、船舶の保有・船舶貸渡業・LNGおよびLPGの海上輸送等を行っている。(本社:東京都港区、代表取締役社長:比護 隆) (注2)SPBタンク方式株式会社IHI(東京都江東区)とジャパン マリンユナイテッド株式会社が開発した自立角形のタンク方式。SPB はSelf-supporting Prismatic-shape IMO type Bの略。タンクの大部分が船体内部に収まる構造になっており、操船等を行う船橋からの広い視野を確保すると共に、船体への風圧抵抗を低減できる特長を持つ。 (注3)三元燃料ディーゼル機関電気推進方式低硫黄油、重油およびガスの3種を燃料としてディーゼル機関により発電し、電気モーターによりプロペラに推進力を伝えるシステム。 <本船概要>(1)全長:299.9メートル(2)全幅:48.90メートル(3)貨物タンク容量:165,000 立方メートル(4)総トン数:122,800トン(5)造船所:ジャパンマリンユナイテッド株式会社(6)船籍:日本 <関連プレスリリース>2014年2月28日発表 :東京ガスへのLNG輸送で長期用船契約の基本協定を締結―米環境規制に対応、低硫黄油燃料も使用可能な新造船投入―https://www.nyk.com/release/3131/003203.html 以上 掲載されている情報は、発表日現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。