エア・ウォーター/神奈川県厚木市に低温物流センターとプレシア社工場を新設 物流不動産・施設 2023.06.17 神奈川県厚木市に低温物流センターとプレシア社工場を新設 ~首都圏における低温物流の中核拠点と最新鋭のスイーツ工場からなる複合施設~ エア・ウォーター株式会社(代表取締役会長・CEO 豊田 昌洋、以下:当社)は、神奈川県厚木市の自 社所有地に、当社グループの東日本エア・ウォーター物流株式会社が運営する「エア・ウォーター 厚木低温 物流センター」(以下:厚木低温物流センター)と当社グループでチルドデザートなどの菓子類を企画製造・ 販売する株式会社プレシア「本社工場」の複合施設(6階建)を建設し、本日10月1日(月)より稼働を 開始しましたので、お知らせします。 記 1.経緯と目的 当社グループの物流事業は、高圧ガス輸送、一般貨物輸送、特殊物流、ならびに3PL事業※1そして極 低温技術を活かし厳しい温度管理ニーズに応える血漿・血液輸送まで、総合物流企業として幅広い事業を 展開しています。 当社は、将来にわたる事業の成長において物流が重要な鍵を握ると考え、事業の安定と成長のために、 現在、グループの物流一元化を最優先の課題に掲げ、当社グループにおける全ての事業領域を対象として グループ物流体制の見直しを進めています。中でも、当社グループの成長分野の一つである農業・食品事 業には最も注力しており、この度の厚木低温物流センターは、大消費地をターゲットにしたグループの食 品物流の要となる拠点として建設いたしました。同施設は、株式会社プレシア 本社工場との複合施設とす ることで、製造から在庫・保管管理、配送まで一貫した体制で効率化とさらなる物流品質の向上を目指し ます。 また、当社は、グループの物流一元化と合わせて、戦略的に自社の物流拠点を設置して地域に密着した 物流基盤を整備することが今後の事業成長において不可欠であると認識しています。特に、品質・鮮度の 保持に繊細な温度管理が求められる食品物流については、今後の成長市場であるとともに、当社には高圧 ガス輸送で培った定低温技術の活用により高い優位性があることから、2013年には北海道札幌市に、 2014年には岩手県釜石市にそれぞれ低温物流センターを稼働させ、積極的に事業の拡大を進めてきま した。この度、厚木低温物流センターが稼働したことによって、北海道・東北と大消費地である首都圏を 結ぶ低温物流ネットワークを構築することができました。今後、食品業界での共同物流も視野にさらなる 食品物流事業の拡大を進めてまいります。 一方、株式会社プレシアは、既存の2工場(湘南・厚木)の生産体制を当施設の5、6階に新設する本 社工場に移管、最新鋭の生産ラインを導入することで省人化を進め、生産能力の増強とチルド製品の充実、 さらなる食品安全の向上を図ります。さらに厚木低温物流センター内に製品の保管スペースを設置し、配 送の効率化を図ります。また1階部分には、和洋菓子のファクトリーショップやカフェ(2019年春に オープン予定)を併設するとともに、同施設で勤務する従業員が利用できる保育施設を設置し、子育てを しながら安心して働くことのできる職場環境も整えます。 ※1 3PL事業:配送や保管、荷受など荷主の物流全体を包括して請け負う物流事業 2.施設の概要 所在地:神奈川県厚木戸室5丁目32番1号 敷地面積:4,911坪 建物面積:2,289坪(総延床面積:7,089坪) 構造:鉄骨造・地上6階建、高さ25.8m 総投資額:90億円(プレシア工場の生産設備投資額24億円を含む。) 稼働開始:2018年10月1日(月) 〔1、3階〕 エア・ウォーター 厚木低温物流センター 事業運営:東日本エア・ウォーター物流株式会社(エア・ウォーター㈱連結子会社) 延床面積:3,938坪 倉庫(温度帯別): 1階(3室) 冷凍倉庫(-30℃)221坪、冷蔵倉庫(±0℃)447坪、332坪 3階(5室) 冷凍倉庫(-30℃)159坪、冷凍倉庫(-20℃)282坪 冷蔵倉庫(±0℃)230坪 冷凍・冷蔵倉庫(±0℃~-20℃)453坪、441坪 〔2、4階〕 東日本エア・ウォーター物流㈱および㈱プレシアの事務所、会議室他 〔5、6階〕株式会社プレシア 本社工場 延床面積:2,990坪 生産能力:約9,200t/年間 主な製造品目:洋生菓子 ロールケーキ、タルト、プリン、クレープ、カップケーキ等 焼き菓子 ブッセ、乳菓、パウンドケーキ等 1 階併設:従業員用保育施設(名称:エミタス保育園 定員:29人) カフェ(仮称:farm to table〔ファーム トゥ テーブル〕 2019年春オープン予定)