デンカ/ファイアレンおよびβ窒化珪素の生産を終了し事業撤退 SCM・製造拠点 2023.06.17 ファイアレンおよびβ窒化珪素からの事業撤退のお知らせ デンカ株式会社(本社:東京都中央区、社長:山本学)は、2020年3月末をもってファイアレンおよびβ窒化珪素の生産を終了し、両事業から撤退することを決定いたしました。 ファイアレンは1967年の上市以降、主に高炉出銑口の穴埋め材(通称:マッド材)の原料として、β窒化珪素は1983年の上市以降、主に耐火物分野向けに生産を行ってまいりました。しかしながら市場環境の変化や設備の老朽化が進む中、重点分野の一つである「環境・エネルギー」のさらなる成長を目指す事業ポートフォリオ変革の一環として今回の決定にいたりました。 今後、お客様と相談のうえ在庫の積み上げや同業他社への協力要請などを検討し、関係各位へご迷惑がかからないよう事業撤退を進めてまいります。 当社は、新経営計画「Denka Value-Up」を推進中であり、両製品を生産する大牟田工場は高熱伝導基板、フィラー等の電子材料を中心とした”スペシャリティー”製品の生産拠点への転換を進めております。今回の事業撤退に伴い、製造人員の成長領域への最適配置を含め大牟田工場の”スペシャリティー”化をさらに加速してまいります。