日立ハイテクノロジーズ/中国において製造・販売・サービス一貫体制でのソリューション提供を強化 SCM・製造拠点 2023.06.17 中国市場向け日立自動分析装置「3110」の現地生産を開始 -中国において製造・販売・サービス一貫体制でのソリューション提供を強化- 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮崎 正啓/以下、日立ハイテク)は、このたび、中国において同市場向け新製品である日立自動分析装置「3110」の現地生産を開始します。 従来、医用分析装置の完成品は全て日本の製造拠点で生産していましたが、中国市場向け新製品の完成品生産を現地拠点で行うことで、コスト競争力の強化を図るとともに、より中国市場ニーズに対応した製品をお客様に提供します。 日立ハイテクグループでは、堅調な成長を続ける中国の体外診断(IVD(*))市場での事業拡大をめざし、バイオ・メディカル事業において中国での製造・販売・サービス体制の強化を図ってきました。2013年には、医用分析装置などのユニット・消耗品の生産を行うHitachi Instrument(Suzhou),Ltd.(総経理:塙 雅明/以下、HIS)の新建屋竣工により生産能力を強化しました。2016年には中国におけるIVD検査機器・試薬販売およびサービス事業の合弁会社としてHitachi High-Tech Diagnostics(Shanghai)Co.,Ltd.(総経理:張 涛)を設立し、中国試薬会社と協業したワンストップでのトータルソリューションを中国全土で展開してきました。 このたび、日立ハイテクグループのバイオ・メディカル事業において、中国市場でのさらなる競争力強化をめざし、HISで中国市場向けの小型臨床化学医用分析装置の新製品「3110」の完成品生産を開始します。これにより、中国の市場・お客様のニーズにスピーディーに応える製品の生産が可能になるとともに、中国市場でコスト競争力のある高品質な製品を提供してまいります。 今後、中国での開発・製造の拡大を推進し、中国におけるIVD事業のソリューション提供力を一層強化することで、人々の健康維持・向上に貢献してまいります。 日立ハイテクは、ハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップをめざすとともに、最先端・最前線の事業創造企業としてお客様視点に立ち、顧客および市場のニーズにスピーディーに対応してまいります。 *IVD:In-vitro diagnostics