NEWS

物流ニュース

エスライン/経常利益は前年比71・3%増(平成31年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成31年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高  営業利益  経常利益  当期純利益

31年3月期第1四半期 12,139 6.3  466 78.3   488 71.3  320 71.8

30年3月期第1四半期 11,417 4.8  261 △8.9  285 △9.4  186 △8.1

(注)包括利益 31年3月期第1四半期  400百万円 (86.2%) 30年3月期第1四半期  215百万円 (52.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業収益の改善を背景に緩やかな回 復基調で推移しましたが、実質所得の伸び悩みや将来の先行き不安が個人消費を抑制するとともに、貿易摩擦の激 化に伴う世界経済への影響懸念もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、景気回復を背景に、国内の貨物輸送量が増 加基調で推移したことと、運賃値上げに向けた動きが業界全体に浸透したことにより、増収となったものの、労働 力不足、特にドライバー不足はますます深刻化し、新規採用や現有ドライバーの雇用確保のための人件費や傭車 費・外部委託費・支払中継料が増加し、さらには燃料単価の上昇による燃料費の増加等もあって、当社グループを 取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、本年度を最終年度とする中期経営計画(スローガン:「エスライン ブランドの確立に向けて」)の経営目標達成と企業価値の向上に向けて、グループ一丸となって取り組んでまいり ました。 この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、営業収益121億39百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益4億 66百万円(前年同期比78.3%増)、経常利益4億88百万円(前年同期比71.3%増)、親会社株主に帰属する四半期 純利益3億20百万円(前年同期比71.8%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

[物流関連事業]

物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保 険代理業等があります。 トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、適正な水準への運賃改定と諸料金の収受に向けた 営業活動を積極的に進めてまいりました。運賃改定の取り組みにつきましては、前期より継続して全荷主を対象に 交渉を進めてまいりました結果、当期におきましては5億円の収入増に寄与いたしました。また、総合ディスカウ ントストアへの店舗配送業務の拡大や一般雑貨商品の貨物輸送量が増加したことにより増収となりました。 商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では飲料、自動車関連部品、一般雑貨商品、夏冬タイヤの保管業務 が増加したことにより、増収となりました。 大型商品等の個人宅配を行うホームサービス部門では、お取引のある家電量販店様の販売好調による配送および 設置業務の増加に加えて、配送料金の改定が大きく増収に寄与いたしました。さらに、前期に㈱エスラインギフ家 電物流事業部で導入したユニック車の活用により、自社での配送対応や大型商品の取り扱い品目を増やす等、さま ざまな配送形態への対応に取り組んでまいりました。 また、引越しサービスの拡大にも積極的に取り組んでまいりました。引越しブランド「スワロー引越便」の事業 化に向けて、「スワロー引越便」のPR用ステッカーをエスライングループの車両約80台に貼付する等のPR活動 や営業活動を積極的に進めてまいりました。前期に開設した、「引越研修センター」での実技訓練を当期はこれま でに2回実施いたしました。さらに、エスライングループ内の情報公開サイト「SL-PORTAL」に引越しや 大型商品配送時の作業手順や留意点等を紹介する動画を用意する等、作業の質的向上に努めてまいりました。 一方、費用面では燃料単価が大きく上昇したことにより軽油費を中心とした燃料費、さらに貨物輸送量の増加に 伴い、傭車費や外部委託費が増加いたしました。 この結果、物流関連事業の営業収益は119億24百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は5億50百万円 (前年同期比63.3%増)となりました。

[不動産関連事業]

不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への 賃貸事業を営んでまいりました。一部物件の賃料見直しを実施しました。 この結果、不動産関連事業の営業収益は1億15百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は56百万円(前 年同期比0.6%増)となりました。

[その他]

旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におきましては、これまで取り組ん でまいりました競輪場のファンバスの運行を6月に終了したことや燃料費、減価償却費が増加したことにより減収 減益となりました。 また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田セ ンターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96k W) この結果、その他事業の営業収益は99百万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益は21百万円(前年同期比 20.4%減)となりました。

(略)

Translate »