NEWS

物流ニュース

三井金属/彦島で新工場建設

SCM・製造拠点 2023.06.17

MLCC 向けアトマイズ銅粉の生産体制を増強

~神岡の能力増強と彦島で新工場建設し、生産能力を約50%増強~

 

 当社(社長 西田計治)は、MLCC(※1)向けアトマイズ銅粉の生産能力を約50%増強することを決定しましたので、お知らせいたします。

 当社は、MLCCの外部電極向け銅粉のトップメーカーであり、水アトマイズ法(※2)による微粒銅粉(以下、アトマイズ銅粉)と湿式還元法による銅超微粉(以下、湿式銅粉)の2つの製法の銅粉末を製造しております。アトマイズ銅粉は、機能材料事業本部機能粉事業部の神岡鉱業(株)金属粉工場(岐阜県飛騨市)(以下、神岡)、湿式銅粉は、同事業部の彦島製錬(株)機能粉工場(山口県下関市)(以下、彦島)で製造しております。

 昨今、自動車の電装化(ADAS(※3),xEV(※4))、スマートフォンの高機能化(5G対応)、家電製品のIoT化等を背景にMLCCの需要が急拡大しており、将来の更なる需要増に備えたアトマイズ銅粉の生産体制の増強が必要と判断いたしました。

 当社は、神岡の生産能力増強に加えて、彦島にアトマイズ銅粉の新工場を建設することとし、アトマイズ銅粉の生産能力を両工場合わせて約50%増強します。神岡は、2019年4月増強完了、彦島は、2020年4月稼働開始を予定しております。

 尚、湿式銅粉につきましては、2018年2月1日付けプレスリリースにて既報のとおり、彦島にて製造ライン増設による生産能力の40%増強を進めており、2018年9月稼働開始を予定しております。

 当社のスローガンである「マテリアルの知恵を活かす」のもと、粒子径、粒度分布、形状、表面処理等の「粉体制御技術」を活かし、お客様への安定した品質と十分な供給を確保するとともに、今後も需要動向に合わせて順次設備対応を重ねてまいります。

以上

Translate »