光岡自動車/「オフィスグリコ」に小口配達用3輪EV『Like-T3』を納入 グリーン物流(環境) 2023.06.17 光岡自動車 「オフィスグリコ」に小口配達用3輪EV『Like-T3』を納入 この度、株式会社光岡自動車(代表取締役社長:光岡 章夫 本社:富山県富山市)は、グリコチャネルクリエイト株式会社(代表取締役:西村 浩一 本社:大阪府大阪市)が運営する「オフィスグリコ」事業の配達用車輌として、光岡自動車が生産・販売する3輪電気自動車『Like-T3』(ライク ティースリー)を納入いたします。2018年8月に初回ロット9台を、東京、神奈川の「オフィスグリコ」配達センターへ順次納入いたします。 グリコチャネルクリエイト株式会社は、主要事業として「オフィスグリコ」を展開しています。職場における菓子・食品・飲料などの販売を手掛けるサービスは、今や都市部のオフィスで定着しているビジネスモデルです。今回、グリコチャネルクリエイト株式会社は、『Like-T3』(ライク ティースリー)の導入にあたり、約1年間、現場で試験運用を実施し、利便性・耐久性の検証を行ってきました。その結果、電気自動車の環境性能の利点だけではなく、昨今の原油高などの環境下では、現在使用しているガソリン車の燃料費含めた維持管理コストを比較すると経済合理性を見出すことができ、更に環境にやさしい企業活動の推進にも有効と考え今回の納入にいたりました。また、配達に携わるスタッフからは、「軽自動車と比べて、駐車するスペースに気を使わなくてよくなった」、「原付バイクに比べて一度に輸送できる量や種類が増え、販売動向に合わせた商品配置が可能になった」などの声をいただいております。 3輪電気自動車『Like-T3』(ライク ティースリー)は、小型で取り回しもよく、最大100kgまで積載可能な2人乗りの電気自動車という大きな特徴を持ち、これまでに築地市場での配達運搬用途や、有馬温泉や高野山などの短距離周遊観光用途、東京大学宇宙線研究所の重力波望遠鏡KAGRA施設内運搬車、岐阜鉱山内の運搬車としても採用されています。 ■「オフィスグリコ」を展開するグリコチャネルクリエイト株式会社について 職場内の菓子・食品・飲料品の販売や、百貨店等における高付加価値商品の販売(直営店舗事業)等、多様化するお客様のニーズにお応えするべく、独自の販売サービスを展開しております。特にオフィスグリコ事業は、医薬品メーカーが家庭や職場に医薬品を補充する「置き薬」をヒントに、「置き菓子(R)」をビジネス化しようと考えられたものです。90年代後半より試験サービスが開始され、関西、次いで関東エリアから始まり、東海地域や中国地方、九州地方へも進出しています。また、販売動向により製品の入替えを行い、消費者が幼いころから慣れ親しんだ製品を取り扱うこと、配達を担当するセンターの商圏は半径1km圏内が主流で、タイムリーな補充が可能であることから、廃棄ロスのない防災備蓄機能としても近年注目されています。 ・オフィスグリコ ウェブサイト https://www.glico.com/jp/enjoy/service/officeglico/ ■3輪電気自動車『Like-T3』(ライク ティースリー)について この度納入いたします『Like-T3』(ライク ティースリー)は、近年増加する小口配達輸送に特化した商用電気自動車として、2012年8月に型式認定を取得しました。荷台は最大積載量100kgを備えた荷物運搬を主軸に設計されており、1人で100kgを運搬するのではなく、2人で協力して運搬できるよう2名乗車となっております。 道路運送車輌法上の種別はサイドカーを装着した250cc以下のバイク、側車付軽二輪車として扱われます。そのため、車検や車庫証明、シートベルト着用義務がなく、道路交通法上では普通自動車とみなされるため、ヘルメットを被る必要もない、普通免許で運転することが可能な「軽自動車と原動機付自転車の中間」という位置付けの車輌となります。 充電は家庭用100Vコンセントを用いて、電気製品と同じ感覚で充電することができるため、特別な設備は必要ありません。安全面においても、車輌重心を後輪軸へ集約した設計で最大安定傾斜角40°以上を保持し、3輪とは思えない安定性を実現しています。 電気自動車特有の電気駆動による力強い加速は、公道走行時の混合交通にも支障なく対応できるものであると同時に、環境にも優しく静穏性にも優れ、今後、様々な商用利用を期待します。