インフォアジャパン/ワタミ、6次産業モデル推進のためのサプライチェーン管理基盤にインフォアのクラウドERPを採用 物流システム 2023.06.17 ワタミ、6次産業モデル推進のためのサプライチェーン管理基盤にインフォアのクラウドERPを採用 インフォアジャパン株式会社 – 10:00 午前 on 水, 7 18, 2018 ~ビジネスの成長に必要な、サプライチェーン管理の効率化と経営戦略の迅速化を推し進める新プラットフォーム~ 業界特化型ビジネスアプリケーションをクラウド上で展開する米インフォアの日本法人インフォアジャパン株式会社 (東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 信哉、以下インフォア)は、ワタミ株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:清水 邦晃、以下ワタミ)が、独自の6次産業モデルの促進のための、海外も含むワタミグループを統括するサプライチェーン管理プラットフォームとして、インフォアの食品・飲料業界に特化したクラウドERP「Infor CloudSuite Food & Beverage」を採用したことを発表します。 ■ワタミのInfor CloudSuite Food & Beverage採用背景 ワタミを中核とするワタミグループは、「地球上で一番たくさんの”ありがとう”を集めるグループになろう」という理念に基づき、外食事業や宅食事業を中心にビジネスを展開する「食の総合企業」です。ワタミグループは、創業時から安全・安心・手づくりにこだわり、有機農業、畜産・酪農事業の1次産業、製造・加工の2次産業、流通・販売の3次産業を一貫してワタミグループで運営・管理する独自の6次産業モデルの確立に注力しています。ワタミが、6次産業モデルを推進のために取り組んでいるのが、収益体制の強化を図る「MD(マーチャンダイジング)改革」です。 ワタミはMD改革において、”使用食材の共有化”や”原材料規格や出荷規格の見直し”、”メニュー企画の統合化”など、短期的な業務の効率化と中期的な生産/物流/店舗体制の見直しを進めていますが、改革の中核となるのが「サプライチェーン管理(SCM)プラットフォームの再構築」です。ワタミの従来のSCMシステムは、業務の拡大に伴いカスタマイズしてきたため、MD改革のためのビジネス戦略の変更にも柔軟に対応できていませんでした。 MD改革の要件に対応できる新しいSCMプラットフォームを求めていたワタミは検討を重ねた結果、インフォアの食品・飲料業界に特化したクラウドERP「Infor CloudSuite Food & Beverage」の採用を決定しました。 ■Infor CloudSuite Food & Beverageの採用理由と導入効果Infor CloudSuite Food & Beverageは、食品・飲料業界企業向けのクラウドERPスイートです。信頼性の高いアマゾン ウェブ サービス上で展開し、IT初期投資を大幅に削減できるサブスクリプションモデルで提供しています。グローバル企業に必須となるマルチサイト機能や、製品レシピ管理、プロセス型生産管理、倉庫管理及びトレーサビリティへの対応、品質コンプライアンスまで食品・飲料業界に必要となる機能を予め備えています。 ワタミは、MD改革の要件として挙げていた、海外生産拠点の管理に必要なマルチサイト機能や、精度の高い生産計画立案を支援する機能、V型BOM(部品表)などの業界特化の機能が、カスタマイズなく利用できる点や、クラウドによる柔軟性や拡張性により絶えず変化するビジネス戦略に対応できる点を決め手に、Infor CloudSuite Food & Beverageの導入を決定しました。加えて、優れたユーザーエクスペリエンスやグローバル標準の知見を元にした導入手法も評価しています。 ワタミは今後、Infor CloudSuite Food & Beverageと製造実行管理(MES)ツール「Infor Factory Track」にて、グループを統括する生産管理を中心としたSCMプラットフォームを構築します。ワタミは、SCMの効率化と経営戦略の迅速化を後押しするインフォアのSCMプラットフォームにより、6次産業モデル促進のためのMD改革を実現していきます。 【ワタミがインフォアのSCMプラットフォームにより進める主な変革】 生産管理情報の一元管理による業務効率の向上 発注・製造・出荷における、品質含めたトレーサビリティの実現 発注取引量予測、需給予測の高度化 工場内業務の省力化、デジタル化 ビジネスインテリジェンスツールによる経営スピードの迅速化 ■ワタミ株式会社 経営管理本部 IT戦略部 本部長 若林 繁 様からのコメント「SCM基盤の再構築は、生産管理システムを基軸にビジネスの重要情報を一元管理し、リアルタイムな経営判断に役立てる仕組みを築くという、MD改革における重要な位置づけを担っています。Infor CloudSuite Food & Beverageによりクラウドの高い柔軟性や拡張性を享受し、日本標準から世界標準へと競争力を高められることを期待しています。」 ■今後の展開 ワタミは現在、Infor CloudSuite Food & Beverageへの移行を進めており、2019年後半に本格稼働を開始し、順次各拠点や工場のシステム統合を進める予定です。 ■ワタミ株式会社についてワタミグループは1984年の創業、外食事業や宅食事業のほか、お客様に安全な食材でおもてなしをしたいという思いから、2002年より有機農業を始め、現在、全国12ヵ所(約623ヘクタール)で有機農業、畜産・酪農事業などを行っています。また、持続可能な循環型社会の構築を目指し、環境負荷を軽減するための取り組みや、再生可能エネルギー事業として風力発電設備の開発・建設・運転管理などにも取り組んでいます。詳しくは、https://www.watami.co.jp/ をご覧ください。 ■インフォア、インフォアジャパンについて:インフォアは、業界特化型のビジネスアプリケーションをクラウドで提供しています。16,500人を超える社員が、170か所以上の地域で90,000社以上のお客様を支援しています。インフォアのソフトウェアは、お客様の業務の進化に向けたデザインとなっています。さらに詳しくはwww.infor.com(英語)をご覧ください。 インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズ・ソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは www.infor.jpをご覧ください。