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エーアイテイー/売上高は前年比3・6%増、経常利益は前年比31・9%減(平成31年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成31年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高  営業利益  経常利益  当期純利益

31年2月期第1四半期 6,230 3.6  299 △22.4  280 △31.9  194 △31.2

30年2月期第1四半期 6,011 18.6  385 17.5   412 17.9   282 27.8

(注)包括利益 31年2月期第1四半期  144百万円 (△36.8%) 30年2月期第1四半期  227百万円 (48.5%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益の回復や雇用・所得環境の改善が進む中、個人消費 も持ち直しの動きが見られ、緩やかな回復基調を維持しております。しかしながら、海外での政治や経済における不 確実性の高まりなどから、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループは、国際貨物輸送のみならず通関や配送等まで一貫した受注の拡大を図るべく、 顧客のニーズに沿った国際物流の提案型営業を推進し、新規顧客の獲得や既存顧客との取引深耕に注力してまいりま した。 さらにこれら営業活動は、当社グループが得意とするアパレルや日用雑貨を取扱う企業に留まらず、未だ取扱いの 少ない業種へも拡げてまいりました。 前述の取り組みにより、大口顧客を中心に取引は拡大基調で推移しておりますが、一方で大口顧客の利幅が薄いこ とに加えて通関業務の外注増加もあって、売上総利益率は前年同期と比較して低下することとなりました。 また、例年2月は春節の影響から一時的に貨物の取扱いが減少し、その後徐々に荷動きは正常に戻りますが、本年 は春節の時期が2月中旬と前年と比較しても遅かったことから、当第1四半期連結累計期間では、期間の開始となる 3月にその影響が残ることとなりました。 これにより、3月前半の荷動きは鈍化することとなりましたが、4月以降は影響無く収益拡大に向けての営業強化 が奏功して、国際貨物の取扱い及び通関受注等は増加しております。しかしながら、3月前半の一時的な貨物の減少 が響き、累計期間の営業収益の伸びは弱く、また販売費及び一般管理費の増加もあり、営業利益以下の各段階利益は 前年同期を下回ることとなりました。 これらの結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は6,230百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益299百 万円(前年同期比22.4%減)、経常利益280百万円(前年同期比31.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益194 百万円(前年同期比31.2%減)となりました。

セグメント別の業績は次の通りであります。

①日本

当第1四半期連結累計期間では、一貫輸送の更なる受注拡大に向けて精力的に営業活動を展開してまいりましたが、 春節の影響から3月前半において、一時的に中国から日本への輸入貨物が減少することとなりました。 4月以降においては、前年同月を上回る貨物の取扱いを記録しておりますが、3月前半の一時的な減少を補うまで には至らず、その結果、海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入で49,519TEU(前年同期比2.9%減)、輸出入合計で 52,570TEU(前年同期比1.0%減)、通関受注件数は21,235件(前年同期比2.5%減)と前年同期を僅かに下回ることと なりました。 このような中、海上輸送を中心に運賃の価格改善を図るべく価格転嫁等にも取り組んだことが収益を押し上げる要 因となり、貨物量の減少による収益の低下を補うこととなりました。 以上のことから、日本における営業収益は5,132百万円(前年同期比1.4%増)となりましたが、セグメント利益は、 主に売上総利益の低下及び販売費及び一般管理費の増加の影響から199百万円(前年同期比32.5%減)となりました。

②中国

中国、香港法人との2ヶ月の決算日の違いから、本年1月、2月で日本向け貨物や中国国内での輸送に関連する収 益機会が増加し、加えて人民元高もあり円貨換算額が増したことで、営業収益は970百万円(前年同期比4.6%増)と 前年同期を上回ることとなりました。一方でセグメント利益は、営業費用の増加により98百万円(前年同期比4.8% 減)となりました。

③タイ

日本向け貨物は増加基調にありますが、その絶対量が少ないことから、営業収益は21百万円(前年同期比19.6% 増)となり、一方で営業活動における費用が嵩んだ結果、セグメント損失は1百万円(前年同期はセグメント損失2 百万円)となりました。

④その他

米国、台湾現地法人及びベトナム合弁会社それぞれが四半期連結累計期間においてフルに営業活動を行い、徐々に 貨物の取扱いも増してきておりますが、貨物量としてはまだ少ないことから、営業収益への貢献は僅かに留まったこ とで、営業収益は105百万円(前年同期は営業収益2百万円)、セグメント利益は2百万円(前年同期はセグメント損 失10百万円)となりました。

(注)TEU(Twenty-foot Equivalent Unit、20フィートコンテナ換算)とは、海上コンテナの数量を表す単位で、20 フィートコンテナ1個分を1TEUと計算します。

(略)

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