オンキヨー/海外子会社の事業を譲渡 SCM・製造拠点 2023.06.17 海外子会社の事業譲渡に関するお知らせ 当社は、平成 30 年 6 月 22 日開催の当社取締役会において、当社海外子会社である Pioneer & Onkyo Europe GmbH(以下、「POE」といいます。)の事業の一部をドイツの販売会社 Aqipa GmbH(以下、「AQIPA 社」とい います。)に譲渡(以下、「本事業譲渡」といいます。)することを決議いたしましたので、下記のとおりお知 らせいたします。 記 1.本事業譲渡の目的と理由 POEは欧州地域の販売拠点として、当社グループが取り扱うAV機器の販売を行ってまいりました。 2015 年には急速に変化する市場に柔軟に対応するための様々な施策の一環として、パイオニア株式会社の ホームAV事業及びヘッドホン事業等を統合したことにともない、オンキヨー、パイオニア両ブランドの 製品開発に加え販売会社も統合を図ることで事業の効率化を進めてまいりました。しかしながら、事業環 境が変わり続けるなか、その変化への迅速な対応、コスト競争力の向上を目指したさらなる効率化が課題 となっておりました。 一方 AQIPA 社は、欧州全域で家電分野における高級アクセサリー製品の販売代理店として、世界的な著 名オーディオブランド製品の販売を手掛けています。また、その販売エリアは欧州のみならず世界に向け て順次拡大しております。 このような事業環境の下、POEが行っておりました販売業務を AQIPA 社へ譲渡することを両社で合意 いたしました。 なお、事業譲渡に合わせ全従業員およびサービス体制を AQIPA 社に移管いたします。これにより現在の 販売体制を維持した上で、同社が持つ強力な販売システム、物流システムの活用が可能になり、欧州地域 における販売コストの大幅な低減と新たな販路拡大が可能となります。AQIPA 社においては、Onkyo、 Pioneer、 Integra 等ホームAV製品の新たなブランドを取り扱うことによるさらなる業容の拡大を図る ことができます。 また本事業譲渡は、当社子会社の経営資源、事業を最適化すると共に、全社的な流通の効率化により運 転資本を大幅に改善させ、財務体質の強化と業績改善を図るものとなります。 2.本事業譲渡の概要 (1)当該子会社(POE)の概要 (1) 商 号 Pioneer & Onkyo Europe GmbH (2) 本 店 所 在 地 Gutenbergstraße3、D-82178 Puchheim、Germany (3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 塩塚 進 (4) 事業内容 オーディオ・ビジュアル関連製品等の販売 (5) 資 本 金 の 額 561 千 EUR(約 71 百万円) (6) 設 立 年 月 日 昭和 47 年7月 31 日 (7) 大株主および持株比率 オンキヨー&パイオニア株式会社 92.71% ティアック株式会社 7.29% 2 (2)譲渡事業 Onkyo、Pioneer、Integra ブランド製品等の欧州地域における販売に関する事業 (3)譲渡事業の経営成績(平成 30 年3月期) 売上高:123.7 百万ユーロ(160.1 億円相当) ※参考換算為替レート:1 ユーロ≒129.45 円(平成 30 年通期平均) ※子会社のセグメント利益は算出しておりません。 (4)譲渡する予定の資産、負債の項目及び金額 譲渡対象事業に付随する契約及び在庫等の流動資産の譲渡となり、クロージング時に確定いたします。 なお、譲渡する負債はございません。 (5)譲渡価額及び決済方法 相手先からの要請により、非公開とさせていただきます。 3.本事業譲渡先の概要 (1) 商 号 Aqipa GmbH (2) 本店所在地 Erchinger Weg 1c, 85399 Hallbergmoos, Bayern, GERMANY (3) 代 表 者の 役職 ・氏名 CEO Christian Trapl (4) 事 業 内 容 オーディオ・ビジュアル製品及び関連機器の欧州における輸入 販売業 (5) 設立年 1994 年 (略) 4.日程 取 締 役 会 決 議 平成 30 年6月 22 日 事業譲 渡契約締 結 平成 30 年6月 22 日 事 業 譲 渡 日 平成 30 年 10 月1日(予定) 5.今後の見通し 本事業譲渡が当社の平成 31 年3月期連結業績に与える影響は精査中であり、開示すべき内容が判明した 時点ですみやかに公表いたします。 6.その他 POEの売上については、当社グループから AQIPA 社への売上として計上されるため、当社連結売上高 への影響は現在のところ軽微と見込んでおります。