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日立ソリューションズ/航空機給油作業の効率化を支援するシステムを販売開始

物流システム 2023.06.17

航空機給油作業の効率化を支援するシステムを販売開始
タブレット端末による給油レシートの自動作成で、人的ミスの防止と作業効率化を実現

タブレット端末による給油レシートの自動作成で、人的ミスの防止と作業効率化を実現

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、タブレット端末を活用し、航空機給油作業の効率化を支援するシステムを6月21日から販売開始します。
  本システムでは、タブレット端末に取込んだフライトスケジュールをもとにした、効率的な給油作業を支援します。タブレット端末は給油車両のデジタルメーターとBluetooth経由で接続され、リアルタイムに給油メーターからデータを取得し、給油終了後、レシートの自動作成を行います。署名に電子サインを適用するほか、給油実績データを他システムに転送することも可能です。
  本システムにより、航空機の給油作業の迅速化、人的ミスの防止、給油実績の収集など、作業の効率向上を実現します。

■ 背景

近年、外国人観光客の増加などを背景に、航空機の運航便数が増加しています。空港関連各社には、航空機の定時運航を確保するため、グランドハンドリング作業の安全性、正確性、迅速性が求められています。 
 このような中、給油会社は、航空機の到着から出発までの限られた時間内で航空機の給油作業を完了する必要があり、給油終了後は、給油レシート(フライトスケジュールや開始、終了メーター値などの情報)を迅速かつ正確に作成しなければなりません。そのため、給油レシートの書き間違いやメーター値の読み間違い等、人的ミスを防止する必要があります。 
 日立ソリューションズはこのたび、国内外の主要空港で給油業務を支援するシステムを導入してきたノウハウ、実績を生かし、どの空港でも手軽に利用できるシステムの販売を開始します。

■ 航空機給油作業支援システムの特長

1. 作業員の人的ミス防止と負荷軽減

 作業員はオフィスで予め、フライトスケジュールをタブレット端末にダウンロードし、給油現場で、端末に表示されたフライトスケジュールをもとに給油作業を実施します。給油メーターとBluetooth接続されたタブレット端末には、給油メーターがリアルタイムに表示され、給油終了後、レシートが即時に自動発行されます。 
 システム導入前は、フライト情報、メーター値をすべて手書きし、給油レシートを作成しているため、本システムの導入により、手書き作業による人的ミスが無くなり、また、レシート作成時間の大幅な短縮が図れます。

2. 電子サインへの対応や、給油実績データの集計など、さらなる利便性向上の実現

 給油レシートは、紙の印刷、電子帳票のどちらでも選択することができ、電子帳票の場合、タブレット上で、確認用の電子サインを行い、保存することができます。 
 作業員は、業務終了後、オフィスのPCに給油実績をアップロードし、実績データの収集や加工、基幹システムへのデータ転送を行えるため、上位組織での集計作業や結果分析が正確かつ迅速に行えます。 
 従来の手入力で発生していた、実績データの誤入力・訂正処理などの人的ミスによる手戻りを防止することができます。

■ システム概要図

■ 販売価格(税抜)

パッケージ標準価格 1ライセンス 45万円 
 ※ マスタ機能、スレーブ機能のいずれかを利用できます。両機能を利用する場合は、別途ライセンスの購入が必要です。

■ 動作環境

  • タブレットOS:Windows10 Professional 64ビット版
  • タブレット画面解像度:1280×800
  • 給油デジタルメーターとのBluetooth接続は、株式会社マクドナルド商会製「Bluetooth通信ユニット」が必要です。

※ 動作検証済みタブレット パナソニック株式会社製 「FZ-M1」

■ 販売開始日

2018年6月21日

■ 航空機給油作業支援システムの紹介URL

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