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日鉄住金パイプライン&エンジニアリング/「(仮称)新セントレア水素ステーション」を受注

グリーン物流(環境) 2023.06.17

「(仮称)新セントレア水素ステーション」の受注について

 

 日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:元内 利文、東京都品川区、以下「当社」)は、東邦ガス株式会社が計画する「(仮称)新セントレア水素ステーション」の建設工事を受注いたしました。

 当社は、ガス・電力などのエネルギー会社向けのLNG設備など液化ガスプラント・ステーションEPCで培った技術に、水素ステーションの技術提携先(※1)である米国エアープロダクツ社(CEO:Seifi Ghasemi、米国ペンシルバニア州アレンタウン、以下「エアプロ社」)の水素供給技術 Smart Fuel(R)を加えて、国内初のオンサイト型差圧充填式 燃料電池バス(以下「FCバス」)対応水素ステーション設備を設計、建設いたします。

 今回、当社は、米国の水素ステーションで一般的に採用されている安価な米国FIBA Technologies社(President:Jack Finn、米国マサチューセッツ州リトルトン)製”TYPE2 複合蓄圧器”(※2)を採用することにより、従来の技術により建設したFCバス対応水素ステーションに比較して大幅なコストダウンを図り、水素ステーションの建設費とライフ・サイクル・コストの低減を実現いたします。

 当社は、今後ともエネルギー・インフラに関する豊富な経験と高いエンジニアリング力により、水素エネルギー社会の実現と普及に向けて貢献してまいります。

 ※1:当社とエアプロ社は、2017年9月に日本における水素ステーション建設事業において包括的独占技術提携契約を締結しております。

 ※2:当社は、2018年4月に共同事業として参画している環境省実証事業設備「しかおい水素ファーム(R)」の水素ステーションにFIBA製”TYPE2 複合蓄圧器”を日本で初めて導入しました。(2018年6月:当社ニュースリリース)

【(仮称)新セントレア水素ステーションの概要】

 ○竣工日:2019年2月(予定)

 ○所在地:愛知県常滑市セントレア3丁目8番19

 ○施主:東邦ガス株式会社

 ○供給方式:オンサイト方式(都市ガスから水素を製造)

 ○水素供給設備:水素製造装置、圧縮機、蓄圧器、冷凍機、充填機など

 ○供給能力:300Nm3/h(ピーク時 500Nm3/h)(※3)

 ○充填圧力:82MPa(メガパスカル)(※4)

 ○充填時間:燃料電池自動車(FCV)において約3分間(※5)

 ○その他:FCバスへの供給が可能

 ※3:FCV1台に充填できる水素量が最大50Nm3の場合、1時間当たり5~6台に充填可能な能力。

 ※4:

  公称値は70MPa。FCV燃料タンクの初期圧や外気温等の諸条件によって変更し、最大82MPa。

  なお、高圧水素鋼管には新日鐵住金(株)高圧水素用ステンレス鋼(HRX19(R))を採用しています。

 ※5:国際標準規格に基づく70MPa(満充填)までの充填時間。

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