日本貨物航空/運航便で航行中に受けた損傷が航空事故に認定 物流全般 2023.06.17 弊社機材の航空事故認定について 弊社運航便について、航行中に受けた損傷が航空事故に認定される事象が発生しました。概要は下記のとおりです。 関係する皆様にご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。本事象の発生を受け、再発防止に全力を挙げて取り組むとともに、更なる安全運航に努めて参ります。 記 1. 発生日/場所(日本時間、以下同様)(1) 2017年1月22日/シカゴ・オヘア国際空港(2) 2018年3月27日/ロサンゼルス‐サンフランシスコ間 2. 航空機/便名(1) ボーイング747-8F型機(機番 JA11KZ)/便名:KZ192 シカゴ‐フランクフルト)(2) ボーイング747-8F型機(機番 JA13KZ)/便名:KZ109 ロサンゼルス‐サンフランシスコ) 3. 搭乗者(1) 運航乗務員2名(死傷者なし)(2) 運航乗務員3名(死傷者なし) 4. 機体の損傷状況(1) 機体前部の外板に凹み(およそ縦25cm x 横23cm x 深さ0.635cm)※写真1(2) 機体前部の外板に凹み(およそ縦12cm x 横5cm x 深さ0.025cm)※写真2 5. 概要(1) 2017年1月22日シカゴ・オヘア空港離陸直後に鳥と衝突したため引き返し、到着後に機体の損傷が確認された。損傷の状況を詳細に点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2017年4月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理箇所の大きさ(およそ縦10㎝ x 横15cm)により「大修理」と区分すべきところ、誤って「小修理」と判断していたことが2018年5月17日に判明したため、航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。 (2) 2018年3月27日にロサンゼルス国際空港を出発し、同28日にサンフランシスコ国際空港到着後の点検時に機体の損傷が確認された。成田空港に到着後、更なる詳細点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2018年5月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理方法(縦通材の切り継ぎ)が「大修理」と区分されたことから、2018年5月17日に航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。 写真1 写真2