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ジャパン マリンユナイテッド/スエズマックスタンカーのKIMOLOSを引渡し

物流全般 2023.06.17

スエズマックスタンカー”KIMOLOS”引渡

2018.05.11

 ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、5月11日(金)、津事業所(三重県津市)にてOMEGA THREE MARINE CORP. (オメガ スリー マリン コープ)向けに建造していたスエズマックスタンカー “KIMOLOS(キモロス)”を引渡しました。
 
 本船は弊社にて豊富な建造実績を誇る汎用型スエズマックスタンカーの次世代船として、統合後初めて開発された、15万7千DWT型スエズマックスタンカーの第1番船です。スエズマックスタンカートレードにおける世界の主要な港湾の入港条件、及び現在主流のマーケット要求を満たす最適船型として、弊社の前身であるアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド及びユニバーサル造船の時代を含め、長年に亘って蓄積したタンカー開発のノウハウ及び最新鋭の技術を結集した、省エネ・環境負荷低減型の次世代スエズマックスタンカーです。

【本船概要】
主要寸法     :全長274.30m x 幅48.00m x 深さ23.15m
総トン数      :82,602
載貨重量     :159,159トン
航海速力     :14.65ノット
主機関       :MAN-B&W 7S65ME-C8.5 ディーゼル機関1基
定員        :28名
船級        :LRS
船籍        :マーシャル諸島

【特長】
・最新の解析技術により低抵抗・高効率を最大限に追求した船型を開発し、併せて、当社独自の省エネデバイスであるSuper Stream Duct®、SURF-BULB®、ALV-Fin®の搭載・最適化、及び高効率プロペラの採用により、従来船に比べ大幅な推進性能の向上、及び燃費削減を達成しています。
・GHG*1排出規制であるEEDI*2に対しては、2020年以降の契約船に適用されるPhase 2レベルを先取りして満足しています。
・平水中性能だけでなく、Ax-Bow®と呼ばれる波浪中抵抗低減船首、及び新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能も向上させています。
・電子制御エンジン、低摩擦塗料の採用により、燃費削減を達成しています。
・バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、NOx排出規制 Tier IIに適合するなど、様々な環境規制に対応しています。
・貨物油タンク及びバラストタンクに塗装を採用し、IMO PSPC*3規則に則り、防食性能を向上させています。

*1 “Green House Gas”(温室効果ガス)の略
*2 “Energy Efficiency Design Index”(エネルギー効率設計指標)の略
*3 “Performance Standard for Protective Coatings”(塗装性能基準)の略

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